独立をしたとしても、失敗する可能性が大いにあります。
「会社員時代にやっておくべき事」を実行することで、失敗確率を低めることができるのです。
つまり独立をして成功したいのなら、在職中の行いも大切になってくるわけです。

今回は”在職中の経験が成功へ繋がる!独立を考えている人が会社員時代にやっておくべき事!”というテーマのもと独立の為に必要な事を考えていきたいと思います。
「本当に独立すべきか」を考える
「何かをしたい」と思ったとしても、その選択が間違っていることもあります。

特に衝動的に何かを感じて行動した場合、失敗をしてしまう可能性は高いでしょう。
「独立したい」と思ったとしても、その選択が間違っている可能性だってあるのです。
だからこそ独立することを考えて自信満々であるとしても、改めて「本当に独立すべきか?」と自問自答してみましょう。
独立したい理由が「逃げ」ではない
「逃げ」を理由として独立をした場合、多くの人が失敗に終わっています。
そのため、独立したい理由を整理して、それが「逃げ」でないかを確認することは、とても重要なことなのです。
・「会社がブラックで楽になりたいから」
・「朝が嫌いだから昼過ぎまで寝ていたい」
・「もう人間関係に揉まれたくない」
などというように、「逃げ」が理由で独立を考えているのなら、やめておいたほうがいいわけです。
現職から逃げたい場合は、転職をすればいいです。
会社がブラックであるのなら、ホワイト企業に転職すればいいわけです。
独立をするよりも、転職をするほうが簡単です。
独立に向いている性格
例えば不安症の人が独立をしたら、性格が足を引っ張って、失敗に終わりやすいでしょう。
「積極的」「前向き」「行動力が高い」といったように、独立に向いている性格があるのです。
そのため独立をしたいのなら、「本当に向いている?」と自問自答してみるべきなのです。
また様々な人に相談をして、「独立に向いているか」を客観的に確かめることも重要でしょう。
もし「向いていない」という答えに至ったのなら、本当に独立すべきかを、今一度ジックリと考え直してみましょう。
周りの理解は得ている
周りが反対をしているのにも関わらず、独立をしてしまうのは、あまりオススメできません。
また配偶者や婚約者がいるのなら、確実に理解を得てから独立しましょう。
配偶者がいる以上、独立は自分自身だけの問題ではないです。
現時点で独立を反対されたとしても、完全に諦める必要はありません。
きちんとスキルなどを磨いて、相手を納得させればいいのです。
今まで以上に努力をすることで、周りの理解を得ることができ、結果として独立を応援してもらえるようになるはずです。
「生活できるだけの収入源」を確保する
「独立しよう!」と思ったとしても、すぐに会社を辞めてはいけません。
退職をしてしまったら、収入はゼロになってしまいます。

その後すぐにビジネスが上手くゆけば、問題はありません。
ずっと利益が生まれなかったら、無職やニートと同レベルになってしまうのです。
独立をしたいのなら、まずは「会社員をしつつも、生活できるだけの収入源(会社員としての給料以外)を確保すること」が大切になってきます。
そのようにすれば退職をして独立しても、収入が途絶えることはありません。
副業の許可はもらいたい
会社員をしつつも生活できるだけの収入源を確保しようとする場合、それは「副業をすること」になります。
副業をする以上は、会社から許可を得るべきでしょう。
仮に会社が「副業禁止」である場合、隠して事業を行うことはオススメできません。
「バレないかな~」と気にしながら副業をしても、モチベーションは高まりません。
「副業OK」の企業に転職して、安心しながら独立を目指すのもいいでしょう。
確かに「独立したいのに、転職するなんて面倒」と感じてしまうかもしれません。
しかし「独立したい」と思えている時点で、かなりの行動力があると考えられるため、すぐに転職先は決まるのではないでしょうか。
「生活できるだけの収入源」=「最低限のライン」
月収20万円程度あれば、生活することができます。
もちろん会社員としてずっと働くのなら、「月収20万円」に安心していいでしょう。
ただ独立をする以上は、収入が不安定になりかねません。
少し景気が傾くだけで、収入が途絶えてしまう可能性もゼロではないのです。
だからこそ独立をするのなら、「人の何倍も稼ぐ覚悟」を持たなければいけません。
仮に収入が途絶えても貯金で生活ができるよう、前もって人並み以上に稼いでおくべきなのです。
会社員時代の準備として、「生活できるだけの収入源」を確保することになりますが、そこで満足をしてはいけないのです。
独立後の計画を立てる
独立後は未知の世界なので、「計画通りに事を進める」というのは、なかなか難しいかもしれません。
独立をした後には、想定外の出来事も起きるため、ときには試行錯誤しなければいけません。
「立てられる計画」は、事前に立てておきましょう。
また「曖昧な計画」であっても、立てられるものはしっかりと立てておきましょう。
・予算は何円になるか
・どのようなビジネスをするか
・1年後にどの程度の利益を出すか
など、予想や想像できることについては、きちんと計画を立てておくべきなのです。
そのようにすることで、様々な分析などをすることができるため、独立後に失敗しにくくなります。
期限的な目標はモチベーションにつながる
独立をすると自由に時間を使えるため、モチベーションが低まってしまう可能性が出てきます。
特に面倒くさがりな性格だと、すべきことを後回しにしがちで、仕事が溜まってしまうかもしれません。
期限的な目標を定めれば、モチベーションを高めることができます。
・今日は何をするか
・1ヶ月後にはどうなっていたいか
・1年後の利益について
・10年後はどのような経営者でありたいか
といった具合に、期限的に目標を定めると、それに向かってゆくことができるため、モチベーションが高まるものなのです。
人脈を整理しておく
ビジネスの成功において、絶対に必要なものが「人脈」になります。
確かに「独立」と聞くと、「1人でも何でもすること」をイメージしがちなんです。
独立はあくまでも「会社から独り立ちすること」であり、その後の成功においては、人脈が大切になってくるのです。
ビジネス成功のためには、人脈が必要不可欠
ビジネスをして収入を得る以上、必ず人脈を必要とします。
人がいるからこそ、商品を購入してもらえるわけです。
この時点で、「ビジネスでは人が大切なこと」は、重々理解できるはずです。
極端な話ですが、「月額10万円のサービス」を提供するとして、10人のリピーターがいれば、「月収100万円」を維持することができるわけです。
独立をして自分自身の力で稼ぐ以上は、今まで以上に人脈を大切にするようにしてください。
独立を手助けしてくれる人も大切だ
例えば、経営に詳しい先輩がいるのなら、様々な相談をすることができます。
このように自分自身の人間関係を見渡してみると、独立を手助けしてくれそうな人が、案外いるかもしれません。
もちろん独立の助けになってくれる人は、大切にすべきでしょう。
独立は未知な世界なので、1人で進もうとしても、様々なことで悩みがちです。
良き相談相手などがいれば、悩みは解消へと向かいやすいので、独立も成功しやすいのです。
身近な友達なども、よき人脈になる
独立をする上で重要な人脈は、「ビジネスに直結する人」だけではありません。
他愛もない会話をするような友達であっても、よき人脈になることがあります。
例えば友達に愚痴をこぼせば、心が楽になります。
心が楽になればモチベーションは高まり、ビジネスの成果へとつながるかもしれません。
このように独立における重要な人脈は、決して「ビジネスに直結する人」だけではないのです。
・配偶者
・親
・友達
など、身近な人たちも、よき人脈になるわけです。
ちなみに独立をすると、様々な出来事が起こるため、脳内は混乱しがちです。
そんな中で、人間関係も複雑だったら、脳内はパンクしてしまうかもしれません。
ぜひ会社員時代のうちは比較的余裕があるので、これを機に人間関係を整理しておきましょう。
リソースとしてフル活用できるようにしておく
独立した時に自分一人では何ともならない事は多々あります。
そういった場合に外注へ出すかと言えばお金もかかりますし、もっと言えば信用できる人を見つけ出すのに時間もかかります。
そういう時に信用できる人がいれば時間は無駄にならず、お金だって自分の考えている分だけの支出で収まるかもしれません。
だからこそリソースの確保も重要ですし、それをフル活用できる準備も必要なのです。
独立してから声をかけても”今は忙しいから”と言われると思うので、その前に多少でも話しを振っておけば頼みやすくもなります。
その為にも信用できる人に仕事を振ってもやってもらえる関係を作っておく必要があります。
節約できる部分を考える
独立においては、起業やビジネスでの成功だけが目的ではありません。
身の回りの金銭管理をして、余裕のある生活を送らなければ、「独立で成功した」とは言えないでしょう。
つまり独立をしたいのなら、シッカリと金銭管理をして、ときには節約をすることも重要なのです。
ぜひ会社員時代であるうちに、節約できる部分を考えておきましょう。
節約をすれば、資産が増える
小さな節約であっても、それを重ねれば、たくさんのお金を生むことになります。

例えば「月1万円の節約」であっても、それを1年続ければ、「12万円のお金を生むこと」になるわけです。
それを30年も続ければ、「360万円のお金を生むこと」になります。
仮に30年で360万円のお金を作れれば、「資産をそれなりに増やしたことになる」と考えることができます。
節約においては、「塵も積もれば山となる」という気持ちが大切になります。
たとえ小さなことであっても、抑えられる出費を見つけて、きちんと節約してゆきましょう。
家賃とスマホ代は、節約しやすい
スマホの料金プランって、何となく入りがちですよね。
そのため改めて料金プランについて考えてみると、節約することができるかもしれません。
また家賃についても、「引越しが面倒だから何となく住んでいる」という人は多いでしょう。
そのような人は、意を決して引越しをして、家賃の安いところに住めば、節約をすることができます。
家賃とスマホ代を考え直せば、数千円から1万円程度の節約が実現するかもしれません。
例えば「今より1万円ほど安いアパート」は、比較的簡単に見つけることができます。
このように家賃とスマホ代は、簡単に節約につながるからこそ、必ず考えてみてもらいたいのです。
もちろん些細な箇所の節約も大切
自分の生活スタイルについて考えてみると、節約できる箇所が見つかるかもしれません。
例えば何らかの会員サービスに入会しており、会費を払っているとします。
もしその会員サービスを利用していなかったら、退会をして問題ないでしょう。
もちろん数百円程度かもしれませんが、退会すれば会費を浮かせることができるわけです。
このように些細な箇所の節約もきちんと行って、無駄な出費を極力減らすようにしてください。
クレジットカードを作っておく
独立をした当初は、信頼されにくいため、クレジットカードを作るのが難しいんです。
そのため会社員であるうちに、クレジットカードを作っておいてください。
ちなみに独立をすると、クレジットカードを使う機会が、増えてくるかもしれません。

例えば独立後は決済をする機会が多くなるため、クレジットカードが必要不可欠になるかもしれないのです。
だからこそ会社員時代にクレジットカードを作っておき、独立後のビジネスに備えておきましょう。
「独立についての最低限の常識」を理解する
・払うべき税金について
・開業届の提出方法
・確定申告のやり方
などが「独立についての最低限の常識」になります。
これらの常識は、独立をする以上は、絶対に理解しておかなければいけないのです。
独立をする前の段階で、書籍やネットなどを活用して、きちんと知識として習得しておきましょう。
「独立後の常識なんて、独立後に理解すればいい」と思うかもしれません。
しかし独立後は忙しくなると共に、様々な勉強をすることになるでしょう。
絶対に必要な知識は、前もって理解しておいたほうがいいはずです。
ローンを組むなら会社員時代に
もし家を買いたい、投資物件を買いたいと思っている人であれば会社員時代に購入しておくのが手です。

独立してしまうとローンが借りにくくなります。
もしくは金利が高くついてしまいます。
会社員時代に不動産を購入する場合、用途(住居・投資)によって異なりますが、金利は安く済みます。
逆に独立してしまうと個人事業主もしくは取締役等になりますのでその場合は金利は高くなります。
これはどうしようもない事でどちらかが安定していればと言われればそれは常にサラリーをもらえる会社員ですよね。
またローンが組めればいいですが、独立して年数が経っていない、もしくは売上が全くない場合はローン自体も組めません。
何故なら不動産を買うためのローンがもしかしたら事業に使われるかもしれないからです。
そういう事もあるのでローンを組むなら会社員時代に組むようにしましょう。
さいごに
独立をして成功したいのなら、当記事で紹介したことを確実に行っておきましょう。
会社員時代にできる事、独立してからできない事がたくさんあります。
独立して後悔しない為にもやれる事は全てやっておく事が大事です。
何となく準備もせずに独立をしても、失敗に終わるよな事がないようにしましょう。
ぜひ独立で成功するためにも、会社員時代という貴重な時期を大切にしていきましょう。
コメント