生活をより安定させるための手段としての投資の中に、FXや株の他に不動産投資という方法があります。
この不動産投資は、主にマンションなど、自宅もしくはそれ以上に高額な買い物をするため、物件選びは慎重になる必要があります。
一方でどのビジネス業界にも収入を得たいという気持ちに付け込んで騙してお金をむしり取るような悪い連中が必ずおり、不動産関連も例外ではありません。
手付金を払った後に連絡が途絶えた、電気も水道も通っていないような不良物件をつかまされた、相場をはるかに上回る高い金額で交わされた、などでおおきな借金を抱えてしまうケースがあります。
物件自体に違法性が無くても不動産投資で失敗して損失となるケースもあるため、騙されたといって訴えても違法行為の立証が難しい場合もあります。

そこで本記事では、そういった悪徳不動産業者に騙される可能性のある人の特徴についてまとめてみました。
「騙されやすい人ってお年寄りとか情弱な人たちでしょ?」
そう思ったあなたは残念ながら騙される可能性のある人に分類されます。
脅しではなく、騙される可能性を自覚することで被害を避けられる可能性も高まります。
意外な人が騙されて莫大な借金を背負っているケースもありますので、ぜひ本記事は読んでいただきたいです。
特徴1 収入を増やしたい思いが強い
本業の収入だけでは不安で、さらなる収入が欲しいと強く感じているような人は悪徳不動産業者に騙される可能性があります。
収入面で深く悩むような人は気が弱い人や、どのような副業を進めていけば判断ができず、優柔不断な方も多いかと思います。
悪徳不動産業者の勧誘員は相手が損をしようと悪いと思う気持ちはなく、とにかく契約にこぎつけることで自分自身の報酬を上げることに必死です。

そのため、相手の特徴に応じた対応の仕方で契約書にハンコを押させようとしますので、その手段は選びません。
気の弱い相手や優柔不断の相手もの場合は、路地裏に連れて行って脅すように契約させようとするケースもあります。
そのようなケースの場合、断るつもりで一応話だけ聞いてみようかなあというのも危険な可能性があります。
最終的に脅されるようなケースでも最初は必ずいい人を装っていますので、見抜くことは難しいです。
不動産投資を始めようと考えるのであれば、当然専門家の助言が必要ですが、話を聞く時点で信頼できる人かどうかを見極めなくてはなりません。
特徴2 本業で多くの収入がある
誰しもが名前を聞いたことあるような企業に勤め、順調に出世街道を進んでいるような人であれば、本業での年収が40歳そこそこで1000万円を超えてくる場合もあります。
そんな誰しもがうらやむステータスの人が、実は悪質不動産業者に騙されて借金まみれであるというケースも存在します。
まずそれなりの収入がなければ不動産投資でのローンは組めませんので、悪徳業者もお金を持っている人をカモに選びます。
そして何よりのポイントはそれほどの社会的地位のある、決して情弱とは言えない人ですら騙されてしまうことがありうるという点です。
同年代の平均以上に社会的ステータスが高い人は、その分プライドも高いでしょう。
悪徳業者の勧誘者は気の弱い人には脅すように契約を迫る場合があると上述しましたが、プライドの高い人が相手の場合はすごく丁寧な態度で下から持ち上げ、いい気分にさせたうえで契約をもぎ取り、根こそぎ資金を奪っていきます。
特徴3 不動産投資で成功した経歴がある
過去に不動産投資をして、成功を収めた経験がある人も悪徳業者のカモにされやすいです。
当然不動産投資は超高額な買い物をするところから始まりますので、初めて行う場合は誰しもが慎重になり、契約書にハンコを押すのを何度も躊躇するでしょう。
しかし、1回成功経験があれば、不動産投資にもある程度自信があり、その分次の契約書にハンコを押す手は軽くなっている傾向があります。

成功経験からくる自信や気のゆるみに付け込む悪徳業者も必ずいます。
昔から「勝って兜の緒を締めよ」とはよく言われますが投資に関しても同じです。
どれだけ成功を収めても常に初心を忘れず警戒を解かないことでこのような悪徳不動産業者に騙されてしまう可能性を低くすることができます。
良い物件を紹介されたとしても成功者には自分のルールはあるはずです。
そのルールを破ると大抵痛い目を見ます。
相場、利回り、築年数、予算、などなど自分で決めてるルールありますよね。
いくらお得と言われようが絶対に破らないようにしましょう。
それが成功し続ける道だと思います。
特徴4 自分は騙されないと思っている
この点が一番大事かもしれません。
ネットなどで調べても悪徳不動産業者に騙されて借金を背負ってしまった人の話などを見ることができます。
それを見てどう思われますか?
「そんなものに騙されるなんて馬鹿だ」と少しでも思っている場合、悪徳業者のカモにされる危険性があります。

冒頭で、「騙されるのは情弱者やお年寄りだと思い込んでいれば騙される可能性のある人に分類される」と述べました。
確かに「自分は情弱ではない」と自負できるのであれば、世間一般の平均化それ以上の情報力をもっている場合がほとんどだと思います。
しかし、悪徳業者の勧誘者はその道のプロ中のプロです。
彼らは契約を取らなければ生活ができませんし、うまく騙せてたくさん契約を取れれば大金を得られます。人を人とも思わないような人間性を隠して良い人のふりを近づきして、巧みな交渉術でカモの資金をむしり取ります。
社会的地位の高い人が騙されているということも上述しました。
悪徳業者の交渉レベルは、世間一般に毛が生えた程度の情報力では大抵太刀打ちできません。
オレオレ詐欺、振込詐欺でも同じような事がありますが、自分は絶対に引っかからない、そんな人こそ騙される確率が高いです。
「自分は騙されない」と思っている人は直ちにその考えを改めたほうが良いでしょう。
お得な物件はなかなか個人には回らない
不動産屋で紹介される物件でよく言われる言葉ですが、
”お得な物件ですよ”、”中々こんな物件には巡り合いませんよ。”
こういうのはあるあるじゃないですか?
そんなお得な物件が自分にまわって来ると思いますか?

お得な物件ほど市場に出る事はありません。
ちなみにお得な物件が出るとしますよね。
1番最初に知る人は誰だと思います???
そうです。不動産屋です。
その不動産屋がお得な物件を手放すと思いますか?
日本には不動産屋がいっぱいあって、仲介だけしている不動産屋だけではありません。
物件を沢山もっている不動産屋もいて家賃収入で堅いビジネスをしている所があります。
そうなると最初に手を付ける所と言えば不動産屋なのです。
不動産屋がこの物件は微妙だなと思えば初めて市場に出ます。

ただまだ個人にはおりてきません。
そこから個々の不動産のお得意さんに情報がいきます。
その後、購入者が表れなければ初めて個人にまわるという感じです。
結局市場に出ている物件は簡単に言うと売れ残りなのです。
そんながお得な物件だと思いますか?やっぱり世の中は甘くないという事です。
なのでHP等に出ている物件は売れ残りという風に見るようにして下さい。
そうすればより見る目が厳しくなるのではないでしょうか?
お得な物件を見つける方法1
それじゃあ市場に出ている物件でどうやっていい物件と巡り合えばいいのか?
そんな疑問が出てきますよね。
正直言うとお金はかかります。
沢山の不動産屋と付き合って沢山物件を購入して保有すればいい情報がまわってきやすいです。
ただそんな事が出来る人は限られますよね。
そんな人の為に教えます!
多分お得な物件を見つける方法はこれしかありません!
その答えですが、、、
”値切る”これに尽きます。
お得な物件を見つけるのではなくお得な物件にさせるのです。
2000万円の物件があり周りの相場が1800万円とします。
それでもし300万円値切れたらどうですか?
1700万円だったら安くないですか?
それでいいんです。
もしダメと言われればそれで良いと思いますし、物件なんてたくさんあるのですからゆっくり待つのも1つの手です。
物件情報を観ているとずっと出ている物件って多くあります。
そういう物件は是非ともオススメです。
どんどん指値入れて下さい。
もしオッケーなら買いですし、ダメならステイです。
また1か月2か月後に他の不動産屋から指値入れてみたらどうでしょう。
これが意外と通る事があるんです。
結局はお得な物件は見つけるのではなく、お得な物件にさせる事です。
是非とも試してみて下さい。
お得な物件を見つける方法2
競売物件からお得物件を探しましょう。
競売物件ですと安い物件が多くでています。
ちなみに競売物件とは所有者が住宅ローンを払えなくなったので債権者から競売の申し立てをした物件がほとんどとなります。
そして債権者はお金を貸している側なのでほとんどが銀行と考えて下さい。
なので安い代わりに問題が色々ある物件なのです。
ただそういう物件こそ掘り出し物がたくさんあります。
もちろん家に居座っている場合もあれば家自体に問題が合っても何もクレームは言えません。
全て自己責任になります。
そういう物件でも全て自分で解決しますという方にはオススメなのかもしれません。
手間がある代わりに安く済むと考えればなかなかいい方法だとは思います。
競売物件の買い方に関してググればたくさん出てくると思いますので是非試してみて下さい。
そのうちマネテジーでも競売物件について記事を書かせて頂きたいと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか。
ローンを組む際は、年収などの審査があり、自分の収入では到底払えないようなローンは普通は審査で落ちます。
しかし、悪徳業者はローンを組み際の申告内容の偽装を迫る場合もあります。
それによってローンを組めてしまった挙句、不良物件をつかまされたら・・・考えただけでもぞっとします。
もしあなたがこの記事を読んで「自分も騙されるかもしれない」「怖い」と感じていただくことができれば、その分悪徳業者に騙される可能性は下がると思います。
しかし、安心はせずに常に悪い輩は存在するということを忘れてはいけないでしょう。
不動産投資を考えるのであれば、購入を考えている物件は必ず実物を見たうえで、自分が住みたいと思うかどうかを慎重に考えなくてはいけませんが、安易に興味本位で話を聞かないことも重要でしょう。
そして1番重要なのは主導権がどちらにあるかです。
普通は購入者側ですが、いつの間にか販売者側になっている場合もあります。
そうなったら押し売り状態です。
そうならない為に自分が主導権を持ち良い物件を見つけるのではなく良い物件にさせるようにして下さい。
それが悪質な不動産業者に騙されず自分有利に進める手法だと思います。
是非とも最高の物件を掴めるよう頑張りましょう。
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