日本、海外におけるFX証券会社の特徴やメリットデメリットの比較!

副業や本業としてこれからFX投資を始められようとする方も多いかと思います。FXを始めるにあたり、どの証券会社を選ぶかも重要となってきます。

証券会社は、日本、海外にたくさんあり、その中から自分に合ったものを選ばなくてはなりません。

海外口座でも日本語サポートに対応した証券会社がたくさんあり、海外にしかないメリットもあります。

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おすすめFX証券会社を選ぶ基準は何でしょうか。システム、ツール、ポイント、ボーナスなどのメリット・デメリットも考えながら、注意点などを解説していきたいと思います。

食品などでも「国産だからこそ安心、高品質」という常識は崩れ始めていますが、FXの証券会社においても同様のことが言え、国内外の証券会社それぞれにメリットとデメリットがあります。

そこで当記事では、FX証券会社として、国内証券会社と海外証券会社の大まかな比較とともに、国内証券会社として代表的なSBI-FX、DMM-FX、FXTF、JFXの4社を、海外証券会社としてXM、GEMFOREX、IS6FXについてそれぞれの特徴を紹介いたします。



国内証券会社のメリットとデメリット

まず国内の証券会社と海外の証券会社の大まかな比較を紹介します。

国内の証券会社の最大のメリットはスプレッドが非常に小さい点です。

スプレッドは証券会社の取り分のようなもので、どの証券会社でも、売値よりの買値のほうがスプレッド分高くなっていて、エントリー後全くレートが動いていない状態で手じまいをしてしまうと、スプレッド分の損失となります。

つまり、レートがスプレッド分よりも大きく予想した方向に動くことで初めて取引で利益が出せます。

そのスプレッドが国内口座は非常に小さいのがありがたいところです。

国内では0.2pipsほどのところが多く、証券会社や取引通貨量によっては0.1pipsや0.09pipsなどといったスプレッドでの取引が可能です。

国内証券会社の最大のデメリットはゼロカットシステムの搭載がないところです。

ゼロカットシステムとは、相場の急変動などでロスカットが間に合わず、口座残高がマイナスになった時に、マイナスの分をチャラにしてくれるシステムのことです。

日本国内では、FX投資家の損失を補填することが法律で禁止されているため、ゼロカットシステムが搭載されていることは絶対にありません。

そのため、以前の記事でも紹介したスイスフランショックなどの時に、破産してしまう可能性があります。

次によく嘆かれる国内口座のデメリットは、レバレッジが小さいという点です。

レバレッジとは、口座残高の何倍までの金額を動かせるか、といった倍率のことで、海外では数百倍や数千倍の証券会社もありますが、日本では法律により25倍までと定められています。

たとえば10万円入金されていれば、取引できる通貨量は250万円分、ドル円の取引で、1ドル100円の時であれば250万÷100=25000通貨までの取引しかできず、小資金で大きく稼ぐことが難しくなっています。

ただし、この規定のおかげで、出来心で無茶な取引をしてしまうというリスクが少なく、その点はメリットということもできます。

MT4という世界的にもっとも使われているFXのアプリが使える証券会社が少ないというデメリットもあります。

海外証券会社のメリットとデメリット

日本、海外におけるFX証券会社の特徴やメリットデメリットの比較!

海外証券会社のメリットといえばなによりも多くの証券会社でゼロカットシステムが搭載されている点です。

これにより、暴騰暴落などのリスクをかなり抑えることができます。

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ただし、これはあくまでも入金額よりも多くのお金を失うことがない、ということであり、損失がすべて補填されるわけではありません。

入金額が許容できる損失額を上回っていれば、海外の証券会社の利用も過大なリスクを伴っています。

ハイレバレッジをかけられるのもメリットとして挙げられます、平均で数百倍、証券会社によっては1000倍や数千倍のところもあり、小さな資金で大きな富を形成できる可能性もあります。

しかし、裏を返せばボタン一つで無茶な取引ができ、一瞬にして資金を失ってしまう、というリスクと常に隣り合わせである、ということも言えるので注意が必要です。

また、海外の証券会社は日本の金融庁に登録されていません。

XMなどは日本の金融庁に匹敵する機関に登録されているため、必ずしも金融庁に登録されていないことが信用できない理由にはなりません。

一方で、悪質な詐欺を働くような証券会社も多くあり、その点で海外の証券会社を利用するときは注意が必要です。

SNSなどを見ると海外の証券会社のアフィリエイトをしている方がたくさん見えますが、基本的に金融庁に登録されていない証券会社の営業活動を国内ですることは違法とされていて、海外証券会社アフィリエイトが違法か合法か(営業活動にあたるかどうか)は法律の専門家でも判断が難しく、グレーな状態です。

アフィリエイトにより処罰された例はまずありませんが、そういったグレーなことをしている人たちのアフィリエイトリンクより口座を開設することにも注意したほうが良いかもしれません。

全員がそういうわけではありませんが、中には詐欺的な証券会社とグルになって活動をしている人もいるかもしれません。



各国内証券会社の特徴について

日本国内にも金融庁に登録された証券会社がたくさんありますが、SBI-FX、DMM-FX、FXTF、JFXの4社についてそれぞれの特徴を紹介します。

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手数料からサービスなどテレビなどでもよく取り上げられる有名でオススメの証券会社を6社紹介しますので、株取引を始める為に参考にしていただければと思います。

SBI-FXは、国内のFX証券会社でも最大手の証券会社で、利用客も多いです。

その特長は、なによりも1通貨から1000万通貨まで、幅広い通貨量で取引ができるところです。

1通貨の取引ができる証券会社は世界的にも少なく、SBI-FXは残高が小数点まで反映されます。

1通貨であれば100pipの大負けでも損失は1円なので、財布に影響を与えずにリアルな環境でのトレードの練習ができます。

1000万通貨まで取引ができる証券会社も珍しく、練習生から超上級者までが利用できる便利な証券会社です。

慣れていないと多少取引画面の使いにくさを感じるかもしれません。

DMM-FXも日本で利用者の多い証券会社です。

スプレッドはドル円0.2pipsが基本で、取引画面も非常に操作がしやすいのが特長です。

1万通貨以上でしか取引できないので、5万円ほどの初期費用が絶対必要となってしまうのが残念なところです。

FXTFは、なによりもスプレッドが非常に小さいのが特長です。

ドル円で平常時は0.1pipsです。

約定力も高く、また国内の証券会社ではめずらしくMT4が使えて便利です。

SBI-FX、DMM-FXと比較すると約定力が低く、多少スリップの発生がしやすいのが残念なところです。

JFXは、操作性が良く、何よりも多くの証券会社で禁止しているスキャルピング(数秒で手じまいする取引)が許可されている点が最大のメリットです。

スプレッドはもともとドル円で0.3pipsで、国内口座の中では少し大きめになっていましたが、最近0.2pipsに改善されたようです。

経済使用などの情報が入りやすいのも特長です。

日本、海外におけるFX証券会社の特徴やメリットデメリットの比較!

各海外証券会社の特徴について

海外の証券会社として、XM、GEMFOREX、IS6FXの3社の特徴を紹介します。

海外FXで最も多くの人が使っているのがXMという証券会社です。

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投資という性質上、当然損失を被る可能性もあります。いくつかの投資スタイルで少額での投資、初期資金が少ないもの、ゼロで行けるものや実質マイナスでスタートで始める方法・可能な証券会社を紹介致します。

日本の金融庁には登録されていませんが、世界の多くの金融機関に登録されていて、信頼性も高いです。

口座開設するだけで3000円のボーナスがもらえ、ノーリスクでトレードを始めることができますが、後述する2社より口座開設ボーナスは少なめになっています。

GEMFOREXも、多くの日本人が使っている海外の証券会社です。

口座開設ボーナスが非常に良心的で、キャンペーンなどが行われていると2万円付与されることもあります。

通常時でも1万円です。キャンペーンなどで増えることもあります。

レバレッジもXM(888倍)よりも大きい1000倍までかけられます。

IS6FXは、GEMFOREXと同じ1000倍のレバレッジをかけることができます。口座開設ボーナスは5000円ですが、キャンペーンなどで増えることがあるので開設を考えている方は要チェックです。



初心者は国内のFX証券会社で

国内外のFX証券会社の特徴やメリット、デメリットを比較してみましたが、初心者は国内をオススメします。

またFX証券会社とググってみて上位に来ている所が無難です。

筆者の勝手な考えですが、FXは一歩間違えばギャンブルです。

自分でしっかりと抑制できなければいくらでも勝てますし、逆にいくらでも負けられます。

そして海外の場合は抑制のリミッターを外してくれるサービスが多数あります。

自分自身をしっかり持っていないと間違いなく誘惑に負けてしまいます。

安定した投資スタイルを確立していてもやっぱりお金の誘惑には勝てない事もあります。

玄人でも失敗する事もあるのに初心者で成功できるでしょうか?

なのでまずは国内のFX証券会社で勉強する事をオススメします。

投資なので国内も海外もリスクがある

結局、国内、海外どちらに口座を作ったとしても自分の投資次第でどちらともリスクがあります。

もちろんレバレッジの違いはあります。

ただそれこそ自分のさじ加減なのです。

国内の方がレバレッジが低いからと言ってもリスクのある投資をしていればすぐに資金はなくなってしまいます。

要は時間の問題という事です。

だからこそどちらに口座を作ったとしても結局はリスクヘッジをしっかりしているか、そして自分なりのルールで投資をしているかという事になるます。

国内、海外、どちらに口座を作るのは自由ですが、それによって自分のルールを変えないようにしましょう。

投資は利益の目標を設定する事が大事

FX口座が国内であっても海外であっても結局は自分がやるので自分次第という事が大きいです。

レバレッジが大きいか小さいかと言えども結局は資金が持つかどうかであり、しっかりと自分の中でのルールを守っていればショートする事もなく安全な投資ができるはずです。

誰しもが早く億り人になりたいという気持ちは持っていると思います。

ただそれは理想であり現実ではありません。

欲が上回ればまともな判断ができないのでまずはどのような利回りにするのかを設定した上で1日の利益、1か月の利益の目標を立てる事が大事ではないでしょうか。

そこから地道に利益を増やしていく事を考えていけばFX口座が国内であろうと海外であろうと関係なくなるのかもしれません。

さいごに

「国内外におけるFX証券会社の特徴やメリットデメリットの比較!」と題し、国内と海外の証券会社の全体的なメリットデメリットの比較と、いくつかの証券会社の特徴についてまとめてみました。

日本、海外におけるFX証券会社の特徴やメリットデメリットの比較!

*FXを始める際、海外と国内の証券会社のなかから選ぶ必要がある

*国内口座はスプレッドが小さいがゼロカットがなく、レバレッジも小さい

*海外口座はスプレッドは大きいが、ゼロカットがあり、また大きなレバレッジをかけることができる

様々な証券会社のメリットデメリットや投資におけるリスクを考慮して、証券会社選びも慎重にされることをお勧めします。

ただ選ぶのは自分です。

よく大手掲示板等には”投資は自己責任で”と書き込まれています。

そうなんです。

結局は自己責任なのです。

投資の世界で負けたからお金を返してくれなんて言えませんし、”待った”もありません。

最終的には自分の判断に委ねられます。

そういう意味でもしっかりとFXを勉強して自分にあったFX証券会社を見つける事をオススメします。

この記事を読まれている方の投資人生が良いものになりますことを心から願っております。

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