これから株投資を始めようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
株を買うためには、証券会社から口座を開く必要があります。
もしあなたが、トヨタの株を買いたいとして、トヨタの社員と直接会って、取引をするようなことはないですね。
投資をしていなくても、こんな事をしないということは、理解できるでしょう。
ではどう株を売買するのか。答えは証券会社を仲介するのです。

ドラマ「半沢直樹」で登場機会が多かった、証券会社。
この会社は、株を買いたい人と売る人を仲介し、株の取引を手伝っているのを仕事の一つとしています。
後述しますが、取引の仲介手数料が会社の収益の一つとなっています。
但し売買を何度もやっていく上で株主の負担になっていくのが手数料になります。
スイングトレード(数日から数週間)ぐらいの取引でしたらさほど痛手にはなりませんが、デイトレード(数分-数時間)の取引ですと手数料がかさみます。
少しの値幅で利益を取ろうとすると手数料の負担が大きくなります。
その中で証券会社は手数料無料という動きもでてきています。
証券会社には、それぞれの強みがあって、手数料が安かったり、金融商品が豊富だったりするストロングポイントを持っています。
当記事では、テレビなどでもよく取り上げられる有名でオススメの証券会社を6社紹介しますので、投資を始める参考にしていただければと思います。
SMBC日興証券
三井住友フィナンシャルグループのうちの企業で、全国に約120以上の店舗を構える大手証券会社です。
SMBCの強みは、なんと言っても手数料が安いことです。
その手数料は、一般的に取引をする場合、137円(10万円まで)、440円(50万円まで)、880円(50万円まで)、1650円(200万円まで)となっています。
また、SMBCには「日興フロッギー」という独自のサービスがあります。
100万円以下は手数料無料、100円という小口から株を購入できるなど、まだ始めたてでそれほど利益が無い初心者向けのサービスです。
こういった、負けても全く生活に影響が出ないような小資金で勝てる方法を学んでいくのが良いでしょう。
野村証券
野村証券は、株式市場の中でも、財政力がある規模の大きい証券会社です。
規模が大きいことはもちろんのこと、金融商品も豊富で、株式から投資信託・債券・ETF・FX・ローンとたくさんあります。
ちなみに野村証券は元々、債券取引を強みに大きくなった会社であったのです。
また口座開設をすると、膨大な投資情報を無料で入手できるので、初心者や株未経験の人の挑戦を後ろから手厚くバックアップしているようです。
株で勝ち続けるには小手先だけのテクニカル手法だけで行けません。こういった投資情報を活用していかなくてはならないので、このようなサービスは非常にありがたいです。
大和証券
上述した日興証券、野村証券と並んで大手証券会社3つに数えられる最後は、大和証券です。
大和証券のCMを見る事も多いのではないでしょうか。
1902年に前身となる藤本ビルブローカーが創業しました。今年で118年目となる歴史ある企業です。
大和証券も、野村証券同様、金融商品が豊富なのです。
これなら野村証券と変わらないと思われるでしょうが、大和証券にしかない特徴が一つあります。
それは日本では取り扱いが少ない中国株を販売していることです。
最近の中国の経済成長は著しく、さらにまだまだ成長中であるため、近い将来アメリカを抜くといわれています。
近日のニュースを見ていても新型コロナの流行が日本や欧米諸国よりもいち早く終息に向かっている様子で、経済が本格稼働するのも早そうです。
そんな中国企業の株には大きなチャンスがまだまだありそうなので、そういった株を購入できる点は大きいです。
海外投資はもちろんのこと、金融商品も多いので、色んな企業の投資や、また投資以外のこともやりたい人には、口座開設の検討をしてほしい証券会社です。
SBI証券
SBIホールディングスの傘下にあるこの会社は、開設口座数426万(2018年3月現在なので今はもっと増えてる)と、たくさんの人に利用されていることが分かるでしょう。
SBI証券の特徴は、手数料にあります。
ここにはスタンダードプランとアクティブプランの2つを選べて、1回の手数料か、1日の約定金額で手数料を決めるかか選べる。
取引回数が少ないのであれば、取引の回数ごとに手数料を計算、頻繁に取引を行うのであれば、一日ごとに手数料を計算してもらうのがおすすめですね。
1日の約定金額で手数料を決めるアクティブプランであれば、100万円までの取引でなんと手数料が0円。
300万円までなら1700円ですが、楽天証券・マネックス証券が2500円以上であることを見ると、いかに安いかがお分かりいただけるでしょう。
日計り信用取引
日計り信用取引というのをご存じでしょうか?
当日のデイトレの取引に関しては手数料無料となっています。
また売買代金100万円以上の金利・賃株料は0円です。
要は信用取引の場合、日計りというものを使えば1日に何度も取引しても手数料は無料という事です。
現物取引の手数料無料
そして最近すごいニュースがでたのをご存じでしょうか?
SBI証券は25歳以下の顧客に対して株式の売買手数料を撤廃するとの事です。
要は手数料の無料化となります。
今まで信用取引の無料化といういうのはありましたが、現物取引の無料化はかなりのビックニュースです。
これを先駆けに年齢制限も撤廃される事を期待したいと思います。
IPOが豊富
SBI証券で手数料と共にオススメなのが豊富なIPO(新規上場株式)なります。
常に抽選をしておりもし外れても当選確率を上げる為のポイントを得る事ができます。
そのポイントを貯める事で少ない資金でもIPO銘柄を当てる事が可能となるのも嬉しいです。
LINE証券
ネット証券の中で、おそらく一番たくさんの人に名が知られてるであろうものがLINE証券です。
LINEを利用していればおのずと目につくので若者には知名度が高いのではないでしょうか。
LINEの子会社と野村ホールディングスが共同開発したもので、経験がある大手証券会社からのノウハウが注がれています。
スマホアプリ「LINE」から簡単に取引できることや、大手企業の株が1株数百円で買える「手軽さ」が利用者を増やしている1番の要因です。これでがっつり稼ぐことも、副業でやるにもおすすめです。
松井証券
ネット証券を一番最初に始めた会社ながら、創業は1918年。
長い歴史とは逆に、長い株の常識に囚われず、常に新しいサービスを提供し続ける証券会社です。
証券会社の中では、手数料が低水準です。1日の約定金額が50万円以下ならなんと無料です。
しかしこの約定金額を超えてしまうと、手数料が高くついてしまうのをお忘れなく。
投資情報を集めた「QUICKリサーチネット」を無料で使えるのも特徴。
少額で投資情報を見ながら取引したいという方にはおすすめです。
1日信用取引
松井証券で忘れていはいけないのが”1日信用取引”です。
こちらはSBIの”日計り信用取引”同様に1日で完結する信用取引であれば約定代金に関わらず手数料0円となります。
また金利賃株料も1注文あたりの約定金額が100万円以上ならば金利は0%です。
デイトレをする方なら松井証券かSBI証券の2択ではないでしょうか。
ボックスレートで無料
こちらも25歳以下(未成年を含む)が無料となる制度があります。
金融商品取引所での信用取引(制度・無期限・短期)は、現物取引とあわせた1日の約定代金合計により手数料が決定する「ボックスレート」が適用されます。1日の約定代金合計が一定範囲なら、何回取引しても定額料金です。
松井証券HPより引用
26歳以上は50万円までは無料ですが、25歳以下は実質全て無料という事になります。
SBI証券同様これからどんどん手数料無料化の動きが進んでいる事は投資家にとっては喜ばしい限りです。
ネット証券について
投資と聞くと、敷居が高いかもしませんが、ネット証券では1株から買える、手数料が安いといった、初心者向けのサービスが充実しているため、大損するリスクが低く余計に株に対して怖がる必要もありません。

やっぱりSBI証券の存在は大きかったと思います。
当時はイー・トレード証券という名前でしたが、とにかく見るものが全て新鮮でした。
今ではどこのネット証券も当たり前になっていますが、取引のツールが良くできていて本当に分かりやすかったです。
進化はしていますが、今でも以前の名残が残っているので初期のSBI証券から初めている人はHYPER SBIに慣れ親しんでいるのではないのでしょうか。
SBI証券が出てマネックス証券、カブドットコム証券(現在はauカブコム証券)などが出てきた記憶があります。
今ではたくさんあるネット証券ですが、手数料の無料化を掲げたSBI証券に追随してくる証券会社、また新たなサービスを打ち出す証券会社が今後も出てきそうな予感はしてきます。
投資家にとってはメリットの方がでかいのでネット証券はオススメです。
自分に合った証券会社を複数持つのもアリ
証券会社は多く口座を持っておくのもアリだと思います。
それぞれ取引のツールも違いますし、1番大きいのはIPOでしょう。
主幹事なら当たる確率は高くなりますし、IPOで稼げるかもしれません。
もちろんそれで稼いでいる人もいますし、口座を持つ事でお金がかかる事もないので考え方としてはアリだと思います。
逆に別々の口座で色んな売買をしてしまうと損が出た時の税金関係にデメリットが出てきます。
なので全部勝てると自信がある方なら特定口座源泉徴収ありの方を選んだ方がいいですが、もしどれか1つでも負ける口座があるようであれば特定口座源泉徴収なしにしないとダメですね。
ただあとあとの計算がめんどくさいです。
なのでIPO口座としてならアリですが、2,3口座ならいいですが、それ以上での売買はナシだとは思います。
さいごに
「初心者の為に手数料からサービス、株取引できるオススメの証券会社、6社紹介」と題して、6つの証券会社を集めてみました。
* SMBC日興証券は手数料が安く、最小100円から取引できるサービスがある
* 野村証券は財政力があり、金融商品がきわめて豊富
* 大和証券は金融商品が豊富で近年成長が著しい中国株も取り扱っている
* SBI証券は100万円まで手数料0円などのサービスがあり、利用者が急増している
* LINE証券はLINEから取引ができ、1株数百円からの取引も可能なため手軽さで有名
* 松井証券はネット証券を最初に始めた会社で、1日の約定金額50万円以内なら手数料が無料
最近では専門的な知識がなくともより投資が身近になりつつあることが伺えます。これを機にあなたも投資してみませんか?
なお、投資にはリスクが伴いますので、資金管理を徹底し、必ず余剰資金で行うようにしてください。
当ページを参考にされて投資をはじめ、結果として損失を被られた場合も当サイトで責任は負いかねますのでご了承願います。
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