株や投資に関するビジネスをする際、移動平均線やローソク足での売買判断などといった、テクニカルな手法も重要ですが、それだけで勝ち続けることは難しいです。
そういった手法に加えて、相場を動かす様々な要因についてニュースなどでチェックしていかないといけません。
株や投資をしている皆さんにお聞きしますが、あなたはどんな方法で情報を集めていますか?

例えば某新聞社の従軍慰安婦に関する記述に各省のないものがあったとして全国から批判を浴びるなど、マスコミや新聞の報道に批判が集まり、テレビ離れ・新聞の購入数低下を見て取れるようになってきています。
「マスゴミ」などという言葉も溢れ、多くの人の情報源が徐々にテレビや新聞からインターネットに変わりつつあります。
株や投資をしない人はそれでもいいかもしれませんが、投資や株をしている人の中にも、インターネットでしか情報を集めないというのはとても危険です。
インターネットは本物の情報もありますが、8割がた嘘情報と思った方がいいです。
下記にてSNSや掲示板の情報についてご紹介致しますが、インターネットの情報を信じて痛い目にあったという方はたくさん聞きます。
また初心者は情報収集の仕方を知らない為、ついついインターネットの情報を信用しがちです。
もちろんインターネットの情報は手軽で簡単に収集しやすいですし、たくさんの情報が溢れています。
ただそういう方は本当に資産を減らしかねないので今すぐにも辞めたほうがいいです。
そこで本記事では、株や投資をする際の正しい情報の集め方について考えてみたいと思います。
株や投資の情報集めにインターネットしか利用しないのはなぜ危険か?
どうしてインターネットの情報のみで株や投資を行うのが危険なのでしょうか。
答えは単純で、未だにテレビ・新聞の影響力が強いからです。
インターネットが台頭しているとはいえ、未だにテレビや新聞の影響力は依然として強力です。
家にテレビを置かずにインターネットでしか情報を集めない人も一部しかいません。
色んな物事への民意は、マスメディアの報道によって左右されます。
マスメディアの影響の大きさを表す事件が2018年に起こりました。
日本経済新聞が2018年1月15日付の朝刊に「年内にソフトバンクが携帯電話子会社を上場させる」という記事がありました。
あくまでも日本経済新聞の予測で、会社側は報道を否定しましたが、この日のソフトバンクグループの株は大幅に株価が値上がりしました。
このようにして、事実でも嘘でもマスメディアが流した報道は、沢山の視聴者目に止まり、拡散力が強いのです。
このように、テレビや新聞を見ないと、株を売買するきっかけが掴めないなんてこともありますから、情報収集を欠かさず行うべきです。
他にも、株式や投資には、役立つ指数や情報が沢山公開されています。
株や投資で集めるべき情報は?
株や投資ではどのような情報を集めるべきでしょうか。
まず第一に、株価指数をチェックすれば大まかな流れを理解できます。
まず最初に株価指数を見ることから始めましょう。株価指数をチェックするためには、「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数」を見ることができます。株に詳しくなくても、一度は聞いたことあるでしょう。
グラフや数値を見ることで、「今株式市場がどんな雰囲気なのか」を感じ取ることができます。
日経平均株価は、東京証券取引所に上場する2000銘柄のうち、約225銘柄の株価の平均値を5秒間隔で算出しています。
テレビなどで「2万3000円50銭」などと報道されているのが分かると思います。
ここで気をつけなければいけないことが、日経平均株価は株価が高水準の銘柄の影響を受けるため、「日経平均株価が高値=景気が良い」とはならないのを分かっておきましょう。
国内総生産と同じですね。
実際、緊急事態宣言が発令された中で、密かに日経平均株価は値上がりを続け、30年ぶりの高値を更新した事例が最近ありました。
とはいえ、「今、景気が良いか?」と聞かれてうなずける人も少ないですね。
TOPIXは、2000以上ある東証1部に上場している全銘柄の時価総額を反映して、「1920.50」のようにポイント表示されています。
トヨタ・ソフトバンク・ソニー・任天堂のように、時価総額が高い銘柄の動きによって、左右されやすいのが特徴です。
そのためTOPIXも、景気の良し悪しを判断するデータには、ならないので、注意が必要です。
日経平均株価とTOPIXは見方が簡単で、株価の動向を知り易い方法なので、毎日こまめにチェックしましょう。

噂で株価上昇、ニュースのころには値下がりというケースもあります。
常時術下日本経済新聞のソフトバンクに対する報道も、会社は正式発表していません。
にも関わらず、「上場する」という噂一つで、株価が急上昇しました。
株は、噂が出た頃に値上がりを始めて、テレビで報道される頃にはその反動で一気に売り注文が出ます。
一概には言えませんが、株の売買の判断やタイミングの決定として使える可能性があります。
会社の発表情報を見よう
会社のホームページを見ると、「IRコーナー」「株主・投資家の方へ」といったページがあることに気づく人も多いと思います。
ここには、決算や事業計画・人事情報・経営方針などのニュースが発表されます。
ニュースで報道されるような会社の情報は、このページに載っています。
会社の発表情報を確認してみれば分かるのですが、重要な役職の人事や社運をかけた大事業、時には会社の信頼を揺るがす事故・事件の掲載もあります。
株式会社には、株価を大きく左右する可能性がある出来事は、事前に証券取引所に連絡する義務があります。
ちなみにこれらの情報は東京証券取引所のTDネットでも見ることができます。
TDネットは、情報の更新速度が早いので、取引中でも大きい株価の変動が見られることもあります。
基本的に株価に影響が出るのは、決算、業績、配当金の見込みの発表です。
実際にこういった情報が出回った後、株価が大きく動くケースがあるため、銘柄の発表時期を把握しておきましょう。
また以外にも何でこれをIRで載せないの?という情報を普通に掲載しているものもあります。
そういうのはYAHOO!JAPANファイナンスや証券会社のニュース速報に出てきません。
あとで投資家が気付き株価が上昇したという例もありますのでIRだけでなくHPに載っている他の情報も意識する事も大事かもしれません。
SNSによる情報チェックの方法や注意点
その業界に対して専門的な知識を持った人が多く集まる報道機関とは違い、SNSでは誰もが情報発信出来るため、企業の偽情報を流して株価が変動するようなこともあります。
そういった煽り情報に騙されないよう、SNSの情報には一度疑い調べ直すべきです。

そういった中で、有名人のツイートも株価に影響を与えます。
特に、2016年のアメリカ大統領選挙で当選したドナルド・トランプ大統領の発言で、株価が左右されることが何度もありました。
政治家や、大企業の経営陣の言動で、株の取引を判断する投資家も多いため、発言一つで株価が上向きになったり下向きになったりするのです。
株・FXの掲示板は要注意
当サイトでも株、FXの掲示板が用意されておりますが、1番有名なのがYAHOO!JAPANファイナンスの掲示板です。
この掲示板では急激に上がったり下がったりする銘柄には書き込みが殺到しますが、その中で買い煽り、売り煽りが多く存在します。
その中でどの情報を信用するかが鍵になります。
中には取引をしている最中は掲示板を観ないという人も多くいます。
信じられるのは本物の情報だけという事ですね。
ただ掲示板に載っている情報でもしっかり裏を取れば信用できるという事です。
私も以前、株をやっていた時、上昇するような情報を見つけました。
すぐに裏を取り本物と分かった時は時すでに遅しでした。
すぐに上昇して数分でストップ高になったという事もあります。
なのであながち信じないというのも難しいような気がします。

逆に自分から情報を発信する場合もありますが、これで嘘を流した場合は完全に犯罪です。
”風説の流布”株価を変動させる目的で嘘の情報を流す事です。
そう考えると掲示板は風説の流布だらけにも感じますが、その辺は周りに流されず法律の中でしっかり取引しましょう。
そして”投資は自己責任”これを肝に銘じながら掲示板の情報には注意するようにして下さい。
後出しの情報は信用しないように
何かしらの情報が出ればどちらかに動きます。
ただ投資というのは分からないもので、悪いニュースがでれば絶対売られるという事がありません。
よくあるのが悪い決算の場合、通常は売られるのですが、たまに上がったりする場合があります。
その場合の記事で悪いニュースが出た直後は”確実に売られる”という記事が出ていたのに、株が買いの方に上昇した場合、
”悪い材料が全て出た為上昇した”などと言ったものがでます。
だったらその前にこの記事を出してくれよという気持ちもありますよね。
ただ事実を述べる記事なんていうのは全く信用なりません。
他にもそんなのはたくさんあります。
なので何が信用できて何が信用できないというのは結局は自分で決めるしかありません。
大事なお金です。
だからこそ最終的には自分の判断で決めましょう。
さいごに
「株や投資で必要な情報収集方法、ニュースやIR、掲示板、本物・嘘を見分ける手法」と題して、株で負けないための情報収集について紹介しました。
・株や投資をするうえでインターネットのみでの情報収集は危険
・「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数」などの株価指数をニュースでチェックするべき
・会社の発表情報も要チェック
・SNSによるデマ情報でさえも株価に影響することがある
・掲示板の情報は要注意!
テレビ、ネット、新聞、どれを取っても偽情報やデマは沢山あり、多くの人がそれを信じて株の買い注文が相次いだり、売り注文が相次いだりするようなケース沢山あります。
ただ投資においてはどれが本当の情報で、どれが嘘の情報かを見極める技術が必要になります。
情報を物に置き換えてみても仕入れの際、見極めが大事になってきますよね?
それと同じです。
経験を積みしっかりと情報の見極めをする事で投資に成功するか失敗するかが決まります。
株を始めるにあたり初心者はまず情報に流されず四季報などを読んでしっかり勉強した上で投資を開始しましょう。
FX、その他投資に関しては新聞、ニュースなど信用できるものから始めましょう。
大体の情報を頭に入れ経験を積んだ中でちょっとリスクのありそうな情報を入れつつ是非を判断する事が良いのかもしれません。
何度も言いますが、投資は自己責任です。
もし情報の裏どりが遅れて投資に間に合わなくてもゼロですみますが、裏を取らず偽情報を掴まされればマイナスです。
何があってもすぐに情報を信じないでしっかり裏を取って投資をしましょう。
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