ネットで稼ぐ方法としてユーチューバーだったりメルカリなどでモノを売ったり、他にはブログを書いて広告収入を得たりという方法があります。
今回はそのブログビジネスの中でもそのビジネスを支えるライターさんに注目していきたいと思います。
もちろん自分で書いている方も多いかと思いますが、ヤフーニュースなどに載っている記事は大抵はフリーのライターさんが書いたものになります。
最近は1文字5円-10円など高い物になると1記事ウン万円というものもあるみたいです。
ただそこまでいきつくのにはライティング技術を学ぶ必要もありさらに経験、そして信用が重要となります。

どの業種もそうですが、しっかりとした下積みの上で成り立つ職業になりますが、それがやり方次第では早く単価をあげられるというのを紹介したいと思います。
その為に必要なのは最初に設定する単価です。
高ければまともな文章を書ける人なのかな?っと思われがちですが、ただ初めての人に対してなかなか選びにくいですよね。
例え高評価であってもずば抜けた高評価でなければなかなか発注されにくいものです。
そう考えると低単価から始めるのが良いのかなと思います。
なので本当にライティングビジネスは低単価の案件から始めた方がいいのかどうかを考えていきたいと思います。
ライティングビジネスの単価について
副業ビジネスのスタイルとして、クラウドワークスやココナラ、ランサーズなどに登録して自分自身の技術を売る方法があります。

これらのクラウドソーシング系のビジネスは、専門的な知見が必要なタイプの仕事は時給換算で大きな金額を得られる傾向がありますが、専門性の低い仕事や単純作業の繰り返しなどは時給数百円と低めになっていて、本業をしのぐような報酬を得ることは難しくなっています。
その中で異彩を放つのがライティング案件で、ライティングの場合は発注者によって文字単価が大きく異なっています。
クラウドワークスは発注者が求人募集をかけてそれにワーカーが応募するのが主流なので文字単価は低めで0.5円程度、ココナラは受注者が仕事を出品する形になっているので文字単価がクラウドワークスより高めで1.0円程度のことが多いです。
そしてなによりも案件によって大きく違います。
クラウドワークスの低単価案件ですと文字単価0.1円程度の募集もあります、一方でココナラでは文字単価5円などで出品されていることもあります。
ライティングは内容にもよりますがある程度慣れた人で1時間2000字くらいの執筆ができますので、時給換算すれば文字単価0.1円だと200円ですが、文字単価5円だと10000円です。
文字単価5円で仕事ができれば、1日1万字程度執筆するだけでも月収は150万となり、サラリーマンでは到底稼げない金額となります。
文字単価が0.1円だと1日5時間、1万字を執筆しても月3万ほどにしかならず、大きな収入源にはできません。本業があれば1日1万字も執筆するのは困難です。
アルバイトの最低賃金は地域によっても異なりますが時給1000円ほどなので、手数料を考えなくとも文字単価0.4円を下回ればアルバイトよりも賃金効率が低くなり、低単価案件として敬遠されがちで、twitterでも低単価案件に対する批判や、ライターとして稼ぐには低単価案件を受けてはいけないという意見が主流ですが果たしてそうなのか。
私は違うのではないかと思います。
ライティング初心者は低単価案件から受けていくべきと考えます。
アルバイトの最低賃金とは比較できない
まずアルバイトの最低賃金と比較することはナンセンスなのではないでしょうか。
アルバイトは、大概指定された場所に指定された時間に行かなくてはなりません。
通勤途中で事故にあうリスクもありますし、ほとんどが実働を伴う仕事なので、労災などに合うリスクも少なからずあります。
コロナ渦でも関係なく人との接触を求められます。
一方ライティングは通勤や人との接触のリスクがなく、完全に在宅でできる仕事です。
ネットが普及していないころでも、チラシの封入やシール貼りなどの在宅ワークをしている人も多くいましたが、そういった仕事の時給は300円程度が標準です。
時給換算で比較するなら、通勤しなければならないアルバイトではなく在宅ワークや内職と比べてみるとよいでしょう。
ライティングの低単価案件と呼ばれるものの時給はそう低くないことがわかるかと思います。
自身でブログ運営をしてみたら最初の報酬の低さは低単価案件の比ではない
ライティングで納入したものは、大概お客さんは自身のブログにUPします。
時給数百円のライティング案件が低単価だと嘆く前に自身でブログを運営してみてはどうでしょうか。
たとえば1記事1時間かかるとした場合、時給300円になるにはどれほどのアクセスが必要でしょうか。
アドセンス報酬であれば1000PVほどは必要です。
独自ドメインを取得して毎日記事を投稿しても、最初のうちは1桁PVや2桁PVです。
初めて3桁行ったときかなりうれしい気持ちになるかと思いますが、それでも時給換算で100円とかだったりします。
内容や腕にもよりますが、時給300円に到達するには3~6か月かかることが多いです。
それまでは数十円とか、場合によってはサーバ代でマイナスといった状況が続きます。
ようやく自給らしい時給が入るようになっても、更新をやめてしまえばまた元通りです。
それと比較した場合、「低単価ライティング案件」はかなりありがたいと考えられます。
低報酬時代を乗り越えてブログを成長させる苦労をお客様がしてくれているので、執筆を始めていきなり時給300円がもらえるのです。
こういった事情を考えてもあからさまに低単価のライティング案件を完全否定するのは私は正しくないと考えます。
低単価案件で実績を作り、徐々に高単価にしていくべき
低単価のライティング案件は受けるべきか、断るべきか、当記事としては始めたての頃は積極的に受けていくべきと考えます。
ライターとして独立や脱サラを目指すのであればいずれは文字単価数円の仕事を受けていく必要があります。

しかし、クラウドワークスにしろココナラにしろ、高単価案件ほど実績や実力の高い人が多く応募する傾向があり、実績のない状況で採用されるのは難しいです。
時給数百円が受け入れられず、高単価案件だけ応募していつまでも実績ゼロのままよりも、低単価の案件でコツコツと実績を積み上げて徐々に単価を上げていくほうが、一流のライターを目指す場合、遠回りなようで近道である可能性が高いです。
単価の高いものに応募した場合、求められるものがより高度になります。
以前は一発で記事の品質を誉められたのに、突然たくさんの修正を依頼されたりすることもあるでしょう。
そんななかで徐々にライティングの技術を上げていくことが重要です。
技術向上のためには仕事を引き受けていくのが一番です。
いつまでも高単価案件だけに応募して落選を続けていては、ライターとしての成長も遅くなってしまいます。
低単価の人と高単価の人は質が違う
この記事を書くのに何人かで記事をオファーしてみました。
その中で低単価の人に言える事は無駄な接続語がとても多いです。
ちなみに”しかし”、”やはり”、”なので”、などなど
多分文字数を稼いでいるのであろうと思いますが、そういう事をやっていればいつまで経っても高単価にはいけないかなという感じはします。

また無駄な”、”も多いですよね。
そういうのを添削するだけでもオファーする意味があったのかという気持ちにさせられます。
逆に高単価の人に共通するのは内容がものすごく深いです。
端的に確信をついている文章なので短い言葉で分かりやすいです。
なので低単価の人と比べると無駄な言葉が少ない感じがいたしました。
これが大きな差なのかもしれません。
またグーグルにも評価されるんだなという感じがしました。
文字数は大事ですが、文字数に見合った記事を書いていかないと高単価への道は遠いのでその辺は経験で培っていくしかないような感じはします。
ライティングは慣れと経験
ライティングというビジネスは慣れと経験です。
じっくり書こうとするとなかなか良い文章が思いつかずに1時間、2時間すぐに過ぎてしまいます。
時間だけが過ぎていけば時給もどんどん下がっていきます。
逆に早く書こうとして文章が適当になれば質が下がってきます。
その中でどちらを優先するかと言えば両方優先しなければなりません。
要は短い時間で質の良い文章が書けなければライティングビジネスには向かないという事です。
ライティングビジネスは書いてナンボの世界です。
それなのに3時間、4時間、さらには1日、2日もかけて書けないのであればあまり向いていません。
ただそれも慣れと経験です。
段々文章の書き方が分かるようになりますし、どこでどういう変化点をつければユーザーが食いついてくるかも分かるようになっていきます。
こればっかりはたくさん書いていかなければ慣れようがないのでまずはブログを立ち上げて適当に書いてみたり、またはクラウドソーシングなどで低単価で仕事をたくさん受けるなどして経験を積むようにしましょう。
ライティングは低単価、高単価を上手く分ける
リピーターのお客さんが常についていて継続的に仕事を頼まれるまでにいけばいいですが、いつそのリピーターさんがいなくなるかは分かりません。

もちろん評価が良ければいいですが、お客さんが最初に求めるのは文章な内容よりも金額です。
1文字が1円よりも1文字が0.5円、さらに1文字0.25円だったら見てしまいますよね。
全部が全部、低単価になってしまうとやっばり運営的に厳しいです。
それなら新規は10記事までは安くするなど定期的にお客さんを捕まえておきましょう。
やっぱりお客さんは最初はお金ですが、徐々に内容も求めるようになってきます。
そして最初の段階で安心できれば価格が上がったとしても文句は言いません。
何故かと言えばまた他の人を探そうという労力を使いたくないからです。
やっぱり外注のライターさんは使える人から使えない人がたくさんいます。
そして8割は使えません。
期日を守らないのは当たり前、ひどいのは色んな言い訳をして結局は納期から1か月から2か月待たせる人もいます。
そんなのは論外ですよね。
他にもくだらない文字稼ぎもいます。
こういうライターさんに当たると嫌になります。
そして頼まれる方のほとんどがそういう経験をしています。
だからこそ、まずは価格から自分の存在を知ってもらいそして丁寧かつ迅速な対応をして信頼を勝ち取るビジネス展開をしていくのがいいのかもしれません。
ライターに必要なのは信用
始めてのライターに頼むとして安い人より高い人の方が信用は高いです。
かといって高い人に頼んでコピペの文章や中身のない文章が来るのも怖いです。
そういう時に必要なのが評価になります。
そう考えると高い人の方が評価を多くもらっております。
それが実績なのでしょう。
そういう意味でもまずは実績を重ねる事が大事になります。
安い案件であれば頼まれやすいですし評価をたくさんもらう上では近道なのかもしれません。
要は下積みが必要という事です。
ここで評価ももらいつつライティングのスキルを高める事ができれば高額案件の道に繋がると思います。
そういう意味でもまずは信用です。
色んなお客様から案件を頂きそこからリピーターを取りそして高額案件に繋げる事が最高の流れではないでしょうか。
さいごに
「ライティングビジネスでの低単価での案件を受ける?断る?高単価への近道は?」と題し、SNSなどで批判されるライティングの低単価案件について考えてみました。
*低単価のライティング案件も内職や他の在宅ワークと比べればそこまで低賃金ではない
*自分でブログを運営すれば最初のうちはライティングの低単価案件を受けるのほうがはるかに賃金効率が良いことがわかる
*はじめは低単価案件を積極的に受け、成長していくにつれ徐々に単価を上げていくことが望ましい
*高単価の人の文章には無駄がない
*低単価と高単価をうまく使い分ける
ココナラなどで高単価のライティング出品者が自身の仕事を持っていかれたくない理由で低単価とされる案件を批判しているかもしれません。
しかし、ライティング初級者にとっては低単価案件は実績作りや成長に欠かせないものです。
高単価案件を受けられている人は、努力してそこまで積み上げた方で、それは立派なことですし、その状況であえて低単価案件を受ける必要はないと思いますが、これからライターを目指していこうとする人たちの目を摘みかねない低単価案件の完全否定はいかがなものかと感じてしまいます。
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