昨今のコロナ禍の情勢により、おうち時間や在宅ワークが増え自分の時間が増えたことで自分の仕事や将来について考え始め、転職に踏み切る人も多いのではないでしょうか。
副業にはしる人もいいですが、キャリアアップという道も考えていいのかなと思います。
しかし間違えてはいけないのは転職=キャリアアップではありません。
ここでは、キャリアアップを成功させる方法をご説明します。
キャリアアップとは
キャリアアップとは:特定の分野について今よりもさらに専門的な知識を身につけ、能力を向上させて、経験を高めるということです。
例えば「仕事の幅や裁量範囲を広げること」「収入やポジションをあげること」などキャリアアップというと経験豊富な人がするイメージ…という意見があります。
今の仕事においてここまでやっているのに何故これ位の収入なのか?そう思う事はないでしょうか?
”他の会社なら自分のスキルはいくらで売れるのか?”
こんな疑問にかられる事はないですか?
もし給料が今よりも高いのであればキャリアアップできるチャンスです。
またお金だけでなくもっと大きい現場で自分の能力を試したいと思う人もいるかもしれません。
他にもスキルが足らなくて情熱だけで仕事のキャリアアップをしたいという場合もあります。
一言でキャリアアップと言っても色々な形があると思いますのでその辺を考えていきたいと思います。
キャリアアップを考える年齢と必要になるスキル
キャリアアップを考えた時に年齢と今持っているスキルは非常に重要になります。
新たな会社で今よりも良いポジション、給料を求めるのであればキャリアアップする時期を見誤ると逆にキャリアダウンにもなりかねません。
キャリアアップは何歳からできるの?
「キャリアアップ」する人がみんな豊富な経験やスキルを持っているわけではありません。
実際にキャリアアップを考える人が多いのは20代後半と若いです。
社会経験が3~5年あり、基本的なスキルを身につけ、将来を考えるきっかけとなる時期だということが大きい理由のひとつです。
一方で30代での転職となると専門的なスキルや経験があり、地位の向上によりキャリアアップを図るケースが多いです。
20代と30代 キャリアアップ転職で求められる事って?
では20・30代キャリアアップ転職に求められるスキルはそれぞれどんなものでしょうか。

【20代】
・一通りのビジネスマナーをもっていること。
・新しい風を吹き込むためのフレッシュさ
・管理職候補となり得る素質と真面目さ
【30代】
・高い水準での専門知識
・マネジメント経験などの「管理職候補」としての経験がすでにあるかどうか
上記のように一部を見ても年齢に応じてキャリアアップするにあたって求められることの違いが明確です。
20代から将来のビジョンを持ってキャリアアップを目指していく為にどういう順序が必要かを最初の段階で考えておく事は非常に重要です。
そして自分自身の年齢と持っている知識やスキルなどを整理し、キャリアアップに臨むことも成功法のひとつとなります。
キャリアアップは収入が何割あがれば成功なの?
せっかくキャリアアップしているのに給料が比例して上がらなければただの転職になってしまいます。
仕事をする上でやりがいも必要ですが、お金も重要です。
どこの社会でも評価の基準はお金です。
ここでは収入が何割上がれば成功なのかを考えていきたいと思います。
転職で年収がアップする人はどれくらいいるのか?
厚生労働省が発表している資料である「転職入植者の賃金変動状況(平成30年)」を見てみると平成30年1年間で転職入職者のうち前職の賃金に比べ「増加」した割合は37%となっています。
この数字からみても分かる通り、キャリアアップとして転職を考えていてもいざ収入が増えたという割合は4割にも満たないのです。
では、この4割に入ればどのくらいの収入増が見込めるのでしょうか。
転職で年収はどのくらいあがる?
同資料にて「増加」した人の年代別の内訳を詳しく見ると、前職の賃金に比べて転職後の賃金が「1割以上増加した」人の割合は25.7%と報告されています。
この数字から考えると1割以上の増加は可能性として低いことが分かります。
1割前後の増加があれば十分と捉えることが妥当でしょう。
またこの中でも、20代前後で転職している人の給与増加率が高いことが分かっています。
そのため、着実にスキルを磨き収入のアップが見込めない場合は、求められるスキルも考慮した上で、早めにキャリアアップを考える事もひとつの手段だと言えるでしょう。
最後に、転職する際に転職先でキャリアアップが有利となる職業をご紹介します。
キャリアアップに有利な職業
今回は、将来性という観点から転職後の「キャリアアップに有利な職業」をあげます。
近年AIがすごいスピードで発達し、近い将来9割の仕事はAIに奪われるという話を一度は聞いたことがあるでしょう。
その中でも、AIでは出来ない、また流行などに影響を受けにくい職業を今回はご紹介します。
IT系
IT市場は今後もどんどん拡大し、私たちの生活に必要不可欠なものとなります。
また、ITの仕事の中にはエンジニアなどの特別な知識を持った人しかできない専門職もあり、現在も人材不足が続いています。

拡大傾向と生活必需品になるということを考えると安定性があります。
また、AIを作り出す職業であるためAIに仕事を奪われるという問題もありません。
IT系の中でも人気のプログラム言語があります。
PHP、JAVA、Javascriptこの3つは長年においても人気の言語です。
なので習得している人も多い反面、まだまだ需要と供給がおいついていないと思われます。そういう面でも引く手あまたですのでこれからでも覚えていた方が良い言語ではないでしょうか。
2021年、急激に需要が伸びている言語があります。
それが”Python”です。
Pythonがどんな言語か簡単に説明するとAIで使われる言語です。
この説明でも十分理解できると思いますが、今後AI事業が伸びていく中でかなり人材が不足しております。
年収でも1000万円以上は狙えると聞いていますので今後勉強するにはかなりプラスになる言語ではないでしょうか。
ただ言語にも流行があります。
なので今はPythonが人気かもしれませんが、今後は新しい言語が出てきたり、逆に古い言語が見直され人気がでてくるかもしれません。
その辺は難しい所ではありますが、いつでも人気があるPHP、JAVA、Javascriptなどは今後10年は衰退する事はなさそうなのでこの3つは抑えていきたい所ではあります。
弁護士や司法書士などの特別な資格の取得が必要な職業
このような職業の資格は非常に難しい国家試験をクリアしなければ取得することができません。

そのため職がなくなるという可能性も低く、将来性が見込めます。
事務処理などはAIに変わる可能性がありますが、弁護士や司法書士などは対人的なコミュニケーションが必要不可欠な職業です。それは、AIでの能力では難しい分野であると言えます。そのためこの先も長く残る職業だと言えます。
このような将来性のある職業も転職を考える事も成功法と言えます。
管理職
いくら兵隊が優秀でもトップが無能だとその会社は伸びていきません。
どの会社でも管理不足が悩まされています。
1番難しいのは人の管理です。

個々で性格が違ければ今はちょっとした事でも〇〇ハラスメントと言われます。
そのような環境下でしっかりとした管理ができるのかどうか。
こればっかりはAIでは難しいですね。
そういった意味でも部下を観察する目、そしてチームをまとめあげるコミュニケーション、そして市場の変化に合わせた戦略の対応能力などなど、常に網を張っていかに売上を伸ばすのか。
そのような能力があればキャリアアップの対象になってくるのかと思います。
営業職
いつの時期でも営業は必要な人材です。
その人の特徴や流行の時期など分析ができるかもしれませんが、コミュニケーション能力までは難しいのかもしれません。

まだまだ人に代わってAIが担当する事は厳しいと思いますし、今後20年、30年と安泰なのかもしれません。
いつの時代も口がうまい人、人の心を読む人は重宝されます。
常にオンリーワンの人材ですので話術を磨くのか、人を観察するのか常にそういう努力が必要になってくるのかなとは思います。
目的をもってキャリアアップしよう
キャリアアップの目的は大きく分けて2つだと思います。
給料 役職
この2つです。
待遇が全然違う所を求めるわけで、その給料と役職についてそれぞれ説明したいと思います。
給料
給料に関しては今よりも20%、30%アップ、良い所ですと0が増えて200%、300%アップというのも見込めます。
ただそのなる為にも技術職ならスキル、営業職ならどれだけお客さんを持ってこれるかになりますので、そうなると完全にプロ野球選手と同じで実力主義になると思います。
こういう場合は結果が全てです。
全く使えないのであればクビにされるという事もありかなりシビアなのかなとは思います。
それでも自信があれば全く問題ないのでもし人よりも秀でてると思えば是非ともキャリアアップをしましょう。
役職
平なら係長以上、課長なら部長、部長なら取締役など目指す階級は上であればある程、キャリアアップしたかいがあるのではないでしょうか。
ただ役職にこだわる場合は、人をまとめる力が必要になります。
その役職につき売上が上がらない、結果が伴わなければすぐにクビです。
もちろんこの期間の間という感じである程度の余裕は見てくれると思いますが、ただ決められた期間で結果が出なければ終了です。
なので給料同様、役職においてもかなりシビアな見方をされますのでそれこそ本当に自信がある人だけになってくるのかなと思います。
キャリアアップはプロ野球だとFA
キャリアアップをプロ野球のFA(フリーエージェント)として考えます。
ニュースでよく見ると思いますが、FAをした選手は大抵年俸が上がっています。
ただ全く結果を残せない場合はすぐにクビを切られるという印象がないですか。
要は必要なのは実力という事なのです。
期待して入ってきて契約年数の間に実力が発揮されなければ簡単に辞めさせられるもしくは年俸が下がります。
なのでキャリアアップも同様の事が言えると思います。
先の記事で話しましたが、どの企業も即戦力が欲しいのです。
だからこそヘッドハンティングとかもします。
現在はビズリーチという転職サイトも人気です。
いつの時代もスキルがあれば引く手あまたという事です。
だからこそ今のスキルに溺れず常に最前線で働き誰にも負けないスキルを学んでいければ常にお声がかかる状況になります。
そうなれるように日々勉強するようにしましょう。
さいごに
今回は、キャリアアップに向けての成功法をご紹介しました。
・自身の年齢に応じた知識やスキルを整理し、キャリアアップの方法を考える
・キャリアアップに有利な職業への転職
この2つは方法の一部です。
キャリアアップは市場の動向によって変化します。
2021年はコロナ禍にありキャリアアップは非常に難しくなってきます。
プロ野球で考えてもメジャーリーガーの田中将大がニューヨークヤンキースから楽天イーグルスに移籍しました。
あれだけの実力があるのに年俸からみるとキャリアダウンになってしまいました。
要は自分の力だけでもどうにもならない時があるという事です。
それでも特殊な能力を持っていたり、引く手あまたの業種だったりその時に応じたスキルを持っていればキャリアアップにはプラスに働く事は間違いありません。
まずは今、自分が何に満足していて何に不満を持っているか?
そしてその不満を解消してくれる働き先はあるのか?
さらにその働き先は自分にとってキャリアアップなのか?
最終的には自分自身が満足いく転職をすることが一番です。
お金だけアップしても仕事内容が満足いかなければキャリアアップしたのかどうか疑問に思えてしまいます。
全てを満たしてくれる会社は難しいかもしれませんが、キャリアアップで近づける事は可能だと思います。
是非とも後悔のない転職ができるように頑張って下さい。
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