ビジネスに壁を感じた人、大人の力を借りないと難しいと思った人、前に進むために決心したのに全くエンジェル投資家から相手にされない。
そんな事は事業をされている方はすごく多いのではないかと思います。
自分ではかなり自信あるビジネスでも他人には理解されないなんて普通なんです。
それでもエンジェル投資家から投資を受けたい。そんな人の為の記事になっています。
投資を受けられない人は特に必見です。エンジェル投資家からはこうやって投資されて下さい。
投資と融資の違い
投資と融資が違うのはご存じでしょうか。
ググれば意味が出ていると思いますが、ここでは簡単に説明します。
投資は会社の株を取得して儲かった時に利益を受ける事。
契約にもよりますが借りたお金は返す必要はありません。
融資はお金を借りて利息を上乗せしてお金を返していく事。
借りたお金は全額返す必要があります。
投資を受ける側からとしてはリスクがあるのは融資です。
何故なら絶対にお金を返さなければならないからです。
ただ投資される場合は儲かった時は借りた以上のお金を渡す必要があるので融資よりも莫大なる可能性があります。
投資を受けやすい業種
1番投資を受けやすいのはIT系です。
何故ならリターンがデカいからです。
IPOでもIT系が1番株価が高くなります。
投資家はキャピタルゲインを期待しています。
※キャピタルゲインとは保有していた資産が増えた事によって得られる収益です。
もし100万円で投資した会社が上場する事になった場合、会社の規模にもよりますが、最低でも1億以上のキャピタルゲインを得られるのではないでしょうか。
それだけ投資家にとってはおいしいという事です。
投資を受ける為に必要なのは事業計画書
投資を受ける場合に必要なのは事業計画書になります。
簡単に言うと会社情報、事業の内容、競合相手、収支・資金計画などをまとめた計画書になります。
これがなければスタートラインに立てません。
元ZOZOの前澤社長もTwitterで起業家を募集しておりましたが、事業計画書は必須でした。
っというより熱意だけでは何ともなりません。
見ず知らずの人にお金を出すのですからそれなりの事業計画書を作るのが当たり前になります。

アイディアだけでは投資はされない
アイディアをまとめても投資家は「机上の空論でしょ?」って思われてしまいます。
なので投資の確率を上げる為にも既にビジネスを始めてる事が必要です。
0円からの投資はその人の学歴がすごく今までにも実績があったりしないとなかなか厳しいです。
なかなかそういう人は少ないですよね。
そうであればまずはそのビジネスをスタートしなければなりません。
その為にも最初に200万-300万は自分で用意する必要があります。
それじゃあ遅いと思う人もいると思いますが、200万-300万は必死に1,2年働けば絶対に溜まります。
それができないようではとても土台には上がってはこれません。
口だけの本気は全く信用されません。
だからこそそういう所で本気を見せる必要があります。
能力のある人は大抵は投資を受けられる
学歴があってスキルもある人っていうのは大抵は投資受けられるんです。
何故ならその人に将来性があるからです。
投資家はビジネスにも投資してますが、人にも投資しております。
投資するというリスクもありますが、ヘッジもしっかり考えています。
もしダメだった時、最悪ペイできるぐらいになるのか?
イグジットプランを考えた時に最悪のリスクを考えた上で利用できるものは全て利用します。
だからこそ個人の能力も大事になります。

簡単に投資は受けられない
この記事を読んでいる人は投資を受けたいけど、全くダメという方。
色んな投資サイト、クラウドファンディング、Twitter等でエンジェル投資家に直接メールなど色々試した人は多いのではないでしょうか。
どうでしたか?全く返答なかったのではないでしょうか?
何個か聞くだけは聞いてもらったかもしれませんが、全く箸にも棒にも掛からぬ状態ですよね。
また投資家だと思って連絡してたら怪しい金貸しに出会ったりしてませんか?
実際はそんなもんです。
もし自分がお金持ちだった場合、
見ず知らずの人が1000万投資して欲しいといってスパっと投資します?
絶対しないですよね?
それが現実です。
例え良いアイディアでも1日目は良いかなと思いますが、3日経つと微妙だなって思うのが人間というものです。
よほど既に売上がたっている会社でしたら別ですが、”信用”がない所にはどうしてもお金を渡せないというのが現状だと思います。
いかに投資家から”信用”を得るか、情熱だけではどうしようもならない事はたくさんあります。
その”信用”をしっかり考えて色んな投資家と話すようにして下さい。
投資を受けられない場合にしてはいけない事
上記でもお話ししましたが、投資家を探すうちに間違いなく変な金貸しに当たる事があります。
私も1度ありましたが、詐欺的な事に加担すれば3000万円貸しますという事でした。
その人は違法ではないと言ってましたが、どう考えても違法だろというものです。
ただ全然上手くいかないとこういうのに手を出してしまおうかなと本気で考えてしまいます。
相手も上手くいっていないのを知っているのでそういう所につけこんでくるのです。
上手くいかないとどうでもいいやとなりがちですが、そうなると最初の目的からかけ離れてしまっています。
そういう時は何で投資されたかったのかよく考える事です。
ダメならひく事は可能
もし数年間でも一生懸命その事業に奮闘したとしてもし投資を受けられずに事業が継続できない場合はひく事も考えて下さい。
ここでやってはいけない事は借金を作る事。
もし借金をして事業をやっていたとしても1度落ち着いて考えて下さい。
これ以上やって負債を増やすのか?
ここでリセットして1度社会人に戻るのか?
多分大半の人は諦めず負債を増やしがちです。
でもよく考えて下さい。
一生懸命投資家を探してダメだった場合、そこでその事業は終わっているのです。
いくら続けても上手くいかないんです。
それをしっかり受け入れられるかどうか。
本当に残酷な言葉になってしまうかもしれませんが、ダメなものはダメです。
これ以上続けていてもお金と時間の無駄です。
それならそこで諦めてもう1度チャンスがくるのを待つべきです。
人生1回限りです。
駄目な事をずっと続けるよりかは2,3年やって無理なら諦める事が良いと思います。
ちなみにアリババの創業者、ジャック・マー氏はたくさんの事業に失敗してアリババという成功を掴んでいます。
高確率で投資を受ける方法
どうしても投資されたいという人は1つ助言させて頂きます。
時間をかけたくない、この事業にかけている、絶対成功できる。そういう思いの人だけ読んで下さい。
私も実は3度ほど投資を受ける機会がありました。
1度目、2度目は成功して、3度目は失敗してしまいました。
1度目は1000万円投資されて10億のリターンをもたらしました。
2度目は300万円で1000万円のリターンでした。
3度目は1500万円で追加の投資もありましたが、先の見込みがなかった為、早めにイグジット致しました。
どうして3回も投資を得る事ができたのか。
これですが、3度とも知り合いの社長さんからの投資になります。
ちなみに3回目は知り合いの知り合いの社長です。
この意味分かりますでしょうか?
要は知り合いのお金持ちであれば意外と財布のヒモが緩むという事です。
先の文でもお伝えしていますが、投資に必要なのは”信用”です。
私の聞いた話では有名なH氏が新規事業を立ち上げる際、投資家M氏に電話で5億投資して欲しいと言ったみたいです。それがものの3分で決まったみたいですよ。
これが何故できるのか?
それが”信用”なのです。
どうやっても初めて会った人から1000万円投資してくれと言われても「はぁ?」って思いますよね。
逆に何年来の付き合いで1000万円投資して欲しいと言われたら話しだけでも聞いてみようまで絶対に行くと思います。
またお金を持っていたらその人の信用度にもよりますが投資される確率は上がるのではないでしょうか。
また知り合いの知り合いというのもかなりミソです。
知り合いに信用度が高ければその知り合いも信用してくれます。
そういうやり方でエンジェル投資家を見つけるのが1番早くて良いやり方なのではないでしょうか。
投資に絶対はない
”絶対成功してみせます。”
そんな事は絶対に言わないで下さい。
投資家はそんな言葉は聞きなれています。
口ではなく実際に数字を見せろという事です。
プロセスよりも結果です。
安易な約束をすればそれだけ信用もなくなります。
できない事はできないとしっかり伝える事も大事なのです。
何においても絶対はありません。
”信用”がなくなれば追加の投資もなくなります。
今ではなく先の事も考え最初から”信用”をどんどん得て”信頼”に変えていくようにしましょう。
自分が困っている時こそ投資を受けにくい
投資はお金がない時に受けたいものです。
ただしそういう気持ちは投資家に見透かされてしまいます。
焦れば焦る程胡散臭く聞こえてしまいますし、余裕がなければ詐欺の話にも聞こえてしまいます。
そういう時こそ一旦落ち着く事が必要になります。
まず冷静に現状を考える事です。
今の事業を続けつつ他で働いてもお金は稼げます。
本気を出せば1か月20万、30万だって行くはずです。
それを1年続ければ200万-300万ぐらい貯まりませんか?
絶対成功する事業と思っているのであればこういう覚悟も必要だと思います。
そういう事業計画もあったっていいと思います。
逆にそういう事をして事業が少し伸びれば投資家にもこういう事をして今がありますというアピールにもなると思います。
何でもお金だけ出してくれというのは投資家はうんざりしています。
だからこそそうではない何かを自分から出していくべきでしょう。
またそういう苦労も後に生きると思いますので困っている時こそまずは冷静になって今何ができるかを今一度考えてみて下さい。

さいごに
今回はどうしても投資を受けられない方向けに記事を作成してみました。
良いアイディアが浮かんだとしてもなかなか先に進まないのは現実です。
やはり必要なのはお金なんです。
そのお金をどうやって引き出すか。
これが最初の難関になっていきます。
でもお金持ちは意外と多くいます。
そして本当のお金持ちはお金持ちのアピールをしていません。
その中でどの人からお金を引き出すかそれが重要になってきます。
私の場合は5年来の付き合いの社長で、さまざまな事業案件を任されてきました。
そうやって”信用”から”信頼”を得た関係での投資でした。
投資はボランティアではありません。
もちろんみんながハッピーになればいいですが、それはなかなかいかないから難しいのです。
ほとんどの方は最初にアイディアが浮かんだ時に絶対成功するという思いしかありません。
何故ならその事しか頭にないからです。
でも実情は80%が実行されずに、18%-19%は実行したとしても失敗になります。
成功しているのは1%あるかないかの世界です。
ようはほとんどは失敗しているというのが現状です。
だからこそまずは成功より失敗する項目をあげてみて下さい。
そこから本当に成功できそうなのかどうかを自分で確かめる事が大事です。
また投資に成功した場合、人のお金で事業をしているとどうしても自分のお金だと思ってしまいます。
投資なのでお金を借りているわけではありませんが、しっかりと他人のお金を認識した上で大事に使うようにしましょう。
投資に成功した場合の記事はまた別の機会に書かせて頂くとして、今回はこうやって投資を受けるのが良い方法だよというのを書かせて頂きました。
是非とも参考にしてみて下さい。
コメント