円安・円高が起こる理由、為替相場の仕組みを過去の事例から徹底解説

株などの投資を行っている方は円安・円高というのは気にされていますか?

FXをやっていれば円安・円高が自分の投資に直結するので否が応でも気にするかと思います。

FXをやっていれば1日に1円、2円、円安・円高になっただけでも大儲けか大損害かどちらかになると思います。

さらに月に1回ぐらいは円安・円高が大きく動く日があったりします。

また投資をして無くても、海外旅行に行ったことある人や、テレビニュースを定期的にみられている方であれば「為替相場」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

旅行でドルやユーロに両替をする際、「1ドル=105円」、「1ユーロ=125円」のような表記があります。
通貨を両替するときによく見ますね。

ただ1ドル、1ユーロで両替できる日本円の額は、毎分毎秒変わっているため、翌日には今日よりも、1ドルで両替できる日本円額が少なくなっていることもあります。

ではなぜ円安・円高ってなぜ起きるのでしょうか?為替相場の仕組み徹底解説!
本記事では、そんな「為替相場」が変動する原因について解説します。



円高円安の関係

「円安・円高」はシーソーに乗っている片方の通貨の価値が上がれば、もう片方が下がります。
このような関係となります。

これは日本円限らず、どこの通貨の為替相場でもそうですが、たとえば、「日本円が安くなれば、ドルは高くなる」「日本円が高くなれば、ドルは安くなる」。

ではなぜこういった、言い方を変えれば「反比例」するのでしょうか。

それは為替相場に関与する通貨の価値が、お互い上がったり下がったりするからです。

これだけではまだ理解できない!という人もいるでしょう。海外旅行行く時を考えてみてください。

今日為替レートを見たら、「1ドル=100円」だった。

つまりは、10000円あれば100ドル、100000円あれば1000ドルに交換できるということです。

しかし、今日は通貨両替所に足を運べなかったので、明日旅行当日に交換をしようとしたら、「1ドル=110円」まで上がっていました。

円安・円高が起こる理由、為替相場の仕組みを過去の事例から徹底解説

これでは10000円あっても90ドルしか交換できない。あなたは前日両替すればよかったと思うでしょう。

もし前日に1万円交換して10ドル多い100ドルを得られたとしたら、アメリカに旅行に行っても、90ドルの時よりも、たくさんのものを購入できるからです。

これは「円安ドル高」の状況です。

100円あれば1ドル買えたのに、110円出さないと1ドル買えなくなったので、ドルの価値が上がりました。

簡単に言えば投資家の中で、「私は110円出してでもドルを欲しい」という人がそれなりにいたという事です。

もう一つ例があります。「1ドル=110円」となっていて高かったから、両替しなかったら、翌日には「1ドル=100円」になっていました。これで得です。あなたは今日両替して良かったと思うはずでしょう。

逆に、110円出して1ドル買えたのが、100円で1ドル買えるようになったので、これは円高ドル安の状況です。

他人より高い金を出してでもドルを得たいと言う人が少なかったので、ドルの価値が下がったのです。

ここで疑問が生まれる。「なぜ通貨には価値が変わるのか」

実はこれって、誰でも価値を変えることができるんですね。

この記事を見ているあなたもです。

え、この私が?はい!あなたもです。

なぜ通貨の価値が変動するのか

円安・円高が起こる理由、為替相場の仕組みを過去の事例から徹底解説

それはその国の情勢を見れば分かります。

例えば、アメリカで内戦が続いていて、物流が止まり、大統領が緊急事態を呼びかけるまでになったとします。

間違いなく、ドルの売り注文が殺到します。

皆さんは内戦や政治不安で安定しない国の通貨を買いたいですか?経済が破綻して通貨が紙切れになるようなリスクを抱える国のお金を。

このように例えばアメリカで非常事態が起こった場合ドルの信頼性が下がり、ドルが売られます。こうなると相対的には円高ドル安になるということです。

これは極端な話ですが、通貨の価値はこういったことがきっかけで変わります。

もし日本で政権交代が起こるのであれば、新政権への期待から日本円を買う人がたくさん現れるでしょう。

国で好景気に期待がかかる出来事が起これば、通貨が買われ、国で不景気になりそうな出来事が起これば、通貨は売られます。

政治不安の出来事には、一般市民が関わることも多いので、「為替相場は政治家だけが動かしてるのではない」ということです。



相場が急変した過去の事例

世界には、未曾有の出来事が今までたくさんありましたし、これからもたくさんあることでしょう。

そういった時に、為替相場はどのような状況だったのでしょうかか?本記事では過去の事例を2個紹介します。

まず紹介するのは「プラザ合意」です。

1985年9月に米国ニューヨークのプラザホテルで協議されたことから、このような名前が付きました。

元々は、アメリカが日本との貿易で、大きな赤字を出していたため、為替相場に修正を入れる目的で、このような協議が開かれました。

ドル/円相場は、1日で235円から20円も、大きく円高が続きました。つまりは、1ドル買うために払う日本円を下げること。

このあと、日本ではバブル景気が出てきました。

次に紹介するのが中国で起きた「天安門事件」です。

1989年6月に、天安門事件が起こりました。この頃141円台でドル/円相場が動いていましたが、事件後149円まで、ドル高円安が続きました。中国の国内情勢にも関わらず、なぜ日本が影響を受けたのか。

当時、中国は今のように市場が開いておらず、中国の情勢が、アジア市場を左右させると考えられていたため、中国の近くにあり、国際的な取引を活発に行なっていた日本円の売り注文が殺到したのです。

バブル期真っ最中の日本で、12月には当時の日経平均株価の最高値を記録しますが、その前には34328円の高値から一転、3.85%もの、安値となりました。

有事のドル買い

円安・円高が起こる理由、為替相場の仕組みを過去の事例から徹底解説

為替市場には「有事のドル買い」という言葉があります。

世界の株式市場を混乱させるような、大規模なテロやクーデター、政治不安を呼ぶ事件が起こったら、基軸通貨であり、流動性が高いドルが買われて上昇することを言う。

ちなみに、対外純資産が世界一の日本円も安全資産とされているため、有事には日本円の買い注文も殺到します。

ドル買い/円買いでなんとかなるとは言い切れませんが、これも株の取引をするにあたって、使えるテクニックと言えるでしょう。

東日本大震災の時はなぜか円高

どこかの国で非常事態が起こればその国の通過が値下がりしやすいのが一般的ですが、例外もありました。

2011年の東日本大震災は、あきらかに日本で大惨事が起こったにもかかわらず、為替相場は記録的な円高となりました。

これは生命保険や損害保険の各社が保険金を払うために大量の日本円を用意しなければならないため、大量に円が買われると市場が見込んだからといわれています。

相場には様々な事情が絡み合っているので、単純に「非常事態の起きた国の通過は値下がりする」と言い切ることもできません。

世界の景気が悪いと円高になる

円安・円高が起こる理由、為替相場の仕組みを過去の事例から徹底解説

何故円が買われるのか?

本当に不思議ですよね。
世界の景気が悪いという事は日本だって景気が悪いのです。

そうなれば円が売られる状況が起こるので円安になるのが通常ではないでしょうか。

しかも日本は借金大国です。
1000兆以上の借金を抱えていると聞きますが、この借金は毎年増えています。

それなのに円が買われるという事実。

そしてもう1度考えます。

”何故円高になるのか?”

それは信用です。

日本人は約束を守ります。
そして律儀な国です。

さらには国民1人1人が多く貯金をしています。

日本人は何か起こった場合のリスクヘッジを貯金というもので解消します。

この現状は外国人には理解しがたい事なのです。

ちなみに日本は踏み倒しなんてしません、そればかりか借金大国なのに他の国に援助までしています。

今では世界第2の経済大国の中国ですが、2018年まで日本は中国に援助していました。
既にその頃には日本を抜いているのにです。

そんな事をしている日本が破綻すると思います?

ちなみに40年で3兆も支援したとの事です。
ただもしかすると秘密裏でまだ支援し続けているかも。。。

正直日本人としては何で?という風に思ってしまいますが、ただこういう事をしている日本だからこそ信用があるという事です。

だから世界の景気が悪くても困った時は円を買えという状況がでるのではないかなと思います。



米国雇用統計で大きく動く

米国雇用統計とはアメリカの労働省労働統計局という所があります。
通称BLSというのですが、こちらが月に1回アメリカの雇用の状況を指標化しているものです。
調査対象者が多いのでリアルに労働状況が把握できるのでアメリカもそうですが世界各国が注目している統計です。

米国雇用統計は毎月12日を含む週のデータが集計されされます。
大体その結果が翌月第1金曜日に発表される事となります。

要はアメリカでどれ位雇用されているかというのを指標化してアメリカ政府の政策が上手くいっているのかどうかそして景気が良くなっているのかどうかを判断しているものと思っていいと思います。

もちろん雇用統計が良ければ景気が良くなるかもしれないのでおのずとドルは買われます。
逆に雇用統計が悪いのであれば景気が後退しているものと思われドルは売られます。

そしてこの結果を楽しみにしている人達が投資家ですね。

何故なら為替というのはそもそもそんなに大きく動かないものなのです。

動いても1日の間に1円の間を行き来するぐらいです。

それが米国雇用統計が発表された途端、ものの数秒で1円-2円ぐらい動きます。

為替が動くという事は儲けるチャンスが生まれるという事で常に発表される時間帯は投資家はモニターの前で待機しているはずです。
月に1回はこういう出来事があるというのも覚えといていいかと思います。

さいごに

円安・円高が起こる理由、為替相場の仕組みを過去の事例から徹底解説

いかがだったでしょうか。
今回は為替相場の仕組みを解説しました!国内企業の投資をしていても、日本との貿易が盛んなアメリカの株価には、日本国内のマーケットを動かす力があるので、日経平均株価と一緒に、為替レートを欠かさず見ることをおすすめしたいです。

FXなどの投資を行う際は、移動平均線やローソク足といったテクニカルな手法だけでなく、こういったニュースにも常にアンテナを張っていなければなりません。

どこかの国で一大事が起これば相場の急変が予想されます。

それは単純に「一大事が起きたから下がる」と判断できるものではありませんので、初心者はそういった事件の際はエントリーしない、保有していたら即手じまいするほうが安全といえるでしょう。

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