仕事を辞めたい!そんな時、この記事を読んでください。
感情的な転職は失敗のリスクが高まります。
そこで、今回は「仕事を辞めたい!」と思った時・「辞めるべきかな?」と悩んだ時にまず確認したい3つのことをご紹介します。
世の中の人の転職事情
転職するのには色々事情があると思います。
キャリアアップの為、収入が減った、人間関係、やりがいなどなど転職する理由はさまざまです。
ただ転職するにはとてもパワーが必要です。
それでも転職したい人の為に色々と議題をあげてみました。

多い転職理由
昨今のコロナ禍の中で主な退職理由にも変化が出ています。
2018年では転職理由を約50%の人が業務内容と回答しています。
しかし、2020年の最新統計によると「労働の待遇や収入面」を理由とする人が最も多いという結果が出ています。
2021年になればコロナ禍で収入が減った人がかなり多くなっているのではないでしょうか。
では、上記の理由で転職した人たちはどのくらい転職に成功したと感じているのでしょうか。
転職は正解だった?
目先の収入面や労働環境など自身が不満に思う部分に異常な嫌悪感を抱いている場合、キャリアアップへの道や自分自身のしたい仕事に対しての深堀りが出来ておらず転職後またすぐに「転職したい…」と思ってしまうケースが多いようです。
このようにならないために「転職したい」と思ったら、次のようなことを確認してみましょう。
仕事を辞めたい時、確認すべきこと
さすがに仕事が嫌になり即決する人は少ないと思いますが、それでも見切り発車してしまう人も多いかもしれません。
ただ次の転職先で収入面、人間関係、待遇などが悪ければそれは意味のない転職になってしまいます。
逆に転職しなければ良かったという事も。。。
そうならない為にまず確認すべきことをあげてみましょう。
今の仕事を嫌々していませんか?
現在の不満に対して不満が大きいとついつい態度にも出てしまい今の仕事が疎かになってしまいがちです。
そうなることで、周りもあなたのやる気のなさを感じてしまい、これが悪循環へと繋がる可能性があります。
仕事に対してやる気のない人に仕事を任せようと思いますか?
これにより、キャリアアップが遠のいたり、風当たりが強くなったりということもあるでしょう。
不満を全て他責にするのではなく、今までの自分と向き合い自分自身の行いを見直す必要があります。
人間関係は大丈夫ですか?
仕事をする上で重要なのは人間関係です。
一人で黙々とする仕事でしたら問題ないですが、大半の仕事はチームで行う仕事がほとんどではないでしょうか?
その際しっかりとコミュニケーションは取れていますでしょうか?
もし話下手な人はどこに行っても難しくなります。
さらに管理職ならそれなりに部下とのコミュニケーションもしっかりしなければなりません。
皆が仕事をしやすい環境を整えるのは上司の仕事です。
自分の思いをしっかり伝えるためにもよく考える必要があると思います。
知識は十分についていますか?
残業が多い・業務量が多いなどの不満に関しては知識が十分についていないということが原因で生まれている場合があります。
知識が十分でなければ仕事は人よりも時間がかかり、忙しく感じるでしょう。
少し続け、仕事が身に付くことで同じ仕事も楽しく感じる可能性もあります。
一方で業務が単純で飽きたという人もいます。
知識が身につくというのは、無意識でも仕事処理が自動化され物事がこなせるようになり、仕事が「飽きる」ではなく「当たり前」になるのです。
仕事に飽きるというのは、この無意識にこなせる一歩前ということです。
この当たり前が染み付いた時こそ完璧に仕事が身についたと言えるでしょう。
仕事が身に付く前のスキルは時間とともに薄れます。
そのため、即戦力が必要とされる30代での転職は特に考えるべきでしょう。
将来なりたい自分は描けていますか?
自分が転職してどんな仕事がしたいのか。どんなキャリアを進みたいのか。など目先のことではなく、転職後の働く姿を明確にしましょう。
将来のなりたい姿が明確でない場合、転職活動を始めても自分にあった職が分からず、時間だけが過ぎていく。または、転職してもまたすぐに次の不満が出てくるでしょう。
一方で、よく考えてみると今の不満は現職でも解消されることかもしれません。
まだ「なりたい姿」が分からないという方は少し転職を考えるべきでしょう。
しかし、色々考えてみたが何から始めれば良いのか分からないという人も多いと思います。その方法をご紹介していきます。
4つのポイントをしっかり押さえる方法
転職する前に考えておきたい4つのポイントがあります。
自分の現在地をしっかり考える事で今だったら何ができるのか?どこの企業・ポジションなら活躍できるのか?さらには今ならどれ位の給料がもらえそうなのか?
転職は自分にとって一大イベントです。
できるだけ自分を高く買ってもらえるようにしっかりと精査しましょう。

自分自身で新しい仕事に求めるものを整理する
漠然と転職活動を始めるのではなく、しっかりと自己分析を行うことが大切です。
1度自分のスキルをまとめてみましょう。
1番いいのは略歴書・ポートフォリオをまとめてみる事が良いと思います。
略歴書・ポートフォリオをまとめる事によって今まで何をしてきてどういう事ができるのか再確認できると思います。
自分自身と向き合い、どんなキャリアアップをしたいのか、どんな環境で働きたいのかなど、どんなところで働きたいかを明確化することが重要です。
公的機関の無料相談を活用する
自分で自己分析ってどうしたらいいの?という方には公的機関での無料相談がおすすめです。
それぞれの都道府県で地域に密着した転職支援サービスを受けることができます。
ハローワークなどが挙げられます。

様々なサービスが無料で受けられると同時に対面での面談も行えますので、第三者からの冷静な意見を聞くことができます。
そのため、自分では気づかなかった面に気づくことができるでしょう。
転職エージェントに相談する
転職エージェントでは、それぞれのニーズに特化したエージェントを選ぶことができます。
例えば、若者の転職に強い・キャリアアップに強いなど。
それぞれに特化したエージェントを選ぶことで、転職市場がどのような情勢なのか、また、他と比較して現在の自分がどのような立場なのか、本当に転職すべきなのかどうかということまで的確なアドバイスをしてもらうことができます。
妥協点を考える
理想が高いのは良い事ですが、あまりにも理想が高いと逆に雇ってもらえません。
ここだけは譲れないというのはいいですが、これぐらいならというものはしっかり作っておきましょう。
但しあまりにも妥協してしまうと今度は希望するものとは違うという場合もあります。
だからこそ妥協点のバランスをしっかりと考えた上で仕事を選ぶようにして下さい。
人間関係に関して考えてみる
ある程度の階級が保証されて転職した場合はいいのですが、もし平のままイチから入社した場合は人間関係の構築は非常に大変です。
若い時は周りの人が年上ばかりですので常に敬語で話していればそこまで気にする事でもないですが、歳を重ねてから新人で入社した場合、周りが年下で苦労する事があります。
年下に対して敬語で話せますか?
年下にからタメ口で話された場合我慢できますか?
年下に仕事を教えてもらう事に対して平気でしょうか?
上司が年下でも気にしませんか?
これらの事は高い確率で起こりえます。
そういう時にしっかりと立場をわきまえて仕事できるでしょうか?
プライドだけ高ければこのご時世生きていけません。
もし今仕事を辞めたいと思っていれば真っ先に人間関係について考えて下さい。
そして今の人間関係と比較して下さい。
仕事のやりがい、収入など色々やり切れない事があったとしても人間関係だけはすぐに構築できないものです。
気の合った仲間で仕事していればストレスを感じる事が少ないと思います。
逆に新しい所で人間関係がうまくいかなければストレスを溜めて仕事する事になります。
我慢できますか?
A:人間関係が良くて給料が少ない
B:人間関係が悪くて給料が多い
どちらを選びますか?
人それぞれだと思いますが、私なら迷わずAを選びます。
何故なら、人間関係が悪い場合、いつかは孤立します。
そうなった時、1番心配なのは病むという事です。
1度病んでしまったら立ち直るのに相当な時間がかかります。
さらに鬱になったらほぼほぼ2,3年は仕事できないでしょう。
私の周りにもいましたが、復帰するのに10年かかった人もいます。
そう考えるとお金より大事なものがあるという事です。
なので人間関係を安易に考えないで今の状況としっかり比べてみましょう。
やりがいと給料と人間関係を天秤にかけてみる
転職する上で何が1番大切なのか今一度考えてみて下さい。
あとで転職しなければよかったと思うのが1番最悪の事です。
転職するのであれば多少なりとも自分が望んでいる条件が今の職場と上回っていなければ意味ないですよね。
だからこそきっちり考えてみましょう。
ただやりがい、給料、人間関係の3つが全てというわけにはいかないです。
若いうちはやりがいでしょう。
そして働き盛りの時は給料でしょう。
歳がいってしまっている人は人間関係なのかなとは思います。
ただそれは人それぞれの価値観です。
何を優先するのか、転職する際はしっかり考えておくべきです。
勢いで辞める事は絶対NG
色々考えて辞めると決めた時は計画的に辞めるようにしましょう。
次月の給料があるからと言って安心していると全く仕事も見つからず、その後ダラダラしていたらいつのまにか失業手当の期間も過ぎてしまっている事もあります。
仕事をしているという生活リズムを1度崩すと引きこもりになってしまい働く意欲がおきません。
そしていざ就職活動をしようと思っていてもなかなか採用されずに大変な思いをしてしまいます。
だからこそ辞めると決めた時からしっかり転職活動をするようにしましょう。
そして意中の所が決まってから退職願を渡せるようにするのが1番良い流れだと思います。
間違っても勢いで辞めるというのは絶対にNGです。
さいごに
最後の”人間関係に関して考えてみる”に関しては熱く語ってしまいましたが、日本で就職するなら本当に人間関係は大事なのです。
外国だと1番がお金なのでお金のためなら我慢するという人が多いです。
また契約社会なので定時がくれば仕事が残っていようが関係なく帰ります。
早い話冷めている人は多いです。
でも日本はそういうわけにはいきません。
それが良いのか悪いのかは分かりませんが、日本人は与えられた仕事は全うするという変な日本人特有の癖があります。
良く言えば責任感が強い人が多いという事です。
という事は必然的に鬱になる確率も高いのです。
だからこそ思い立ったらすぐ行動は厳禁です。
転職したいと思ったらまず確認すべきことは、
①今の仕事を嫌々していませんか?
②知識は十分についていますか?
③将来なりたい自分は描けていますか?
④人間関係は大丈夫ですか?
これら4つのことをしっかりと考え、時には公的機関や転職エージェントなどで第三者の意見も聞きながら冷静な判断をすることが良い転職への近道となるでしょう。
そして自分にとってよりよい道を選べるようにして下さい。
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