理系大学の教員に就職するには?仕事内容、役職、年収、将来性など解説!

大学教員と聞くとちょっとカッコイイ感じしませんか?

理系大学の教員だと研究員っぽいですし、白衣を着て研究している事を想像するとやっぱり憧れますよね。

ただ理系大学の教員に就職したくてもどうすればいいのでしょうか?

大学教員の中でもさらに理系大学と聞くと少し敷居も高いような気がします。

それに何をやっているかはちょっと未知な部分がありますよね。

なので今回は理系大学の教員に就職する為に必要な事から仕事内容まで色々と解説致します。

そして理系大学教員の役職から年収、将来性など色々と掘り下げていきますので理系大学教員を目指している方は参考にしてみて下さい。



理系大学教員の仕事内容は?

理系大学の教員に就職するには?仕事内容、役職、年収、将来性など解説!

簡単になりますが、理系大学教員の仕事内容を解説します。

大きく分けて2つです。

・研究
・学生の指導

この2つを簡単に説明させて頂きます。

研究

大学の教員は学生への指導も重要な仕事の1つですが、特に理系大学の教員は自分の専門分野の研究が主な仕事になってきます。
論文を学会などで発表するのも大切な仕事の1つです。

所属する学会は基本的に教授が選び、複数の学会に属することが多いようです。

学生への指導

もちろん”教員”であるため学生への指導も行います。

ですが、多くの教員が研究目的でその大学の教員になっているため、質の低い授業になるということがありがちです。

大学に通ってから大学教員を目指すわけですから、大学の教員の授業の分かりにくさを痛感することがあったかと思います。

理系離れが起きる大きな原因として「理系の大学の講義を担当する教員の教え方が分かりにくいから」という理由が挙げられます。

そんな理系離れが進む今だからこそ、学生に質の高い授業を提供する必要があるのです。

理系大学教員の生活

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理系大学教員は、研究が主な仕事であるため授業に割く時間は小学校・中学校や高等学校の教員に比べて少なくなっています。
こちらはただの目安ですが、国立大学の教員は週8時間前後。

私立大学の教員の場合は国立大学よりやや長めで週9時間前後となっています。

その分、夏休み等の長期休暇では海外での研修や、ゼミの合宿への引率などをすることが多くなります。

外部でのセミナーの講師を務める教員も一定数いるようです。

複雑な役職

一般的な理系大学のポジションについての説明です。

基本的に大学で博士課程を取得した後に教員を目指す場合は次の順番にステップアップしていくことになります。

1.博士研究員・特任助教

大学で博士号をとった後のポジションです。

博士研究員、特任助教のどちらも決められた任期付きとなっています。

特に博士研究員は、研究に専念できる役職になっています。

決められた任期の中で結果を残すことが次のポジションに進むうえで重要になります。

特任助教は、大きな研究予算が大学の方に入った時に期限付きで雇われる役職の事を指します。

2.助手

学校教育法では「その所属する組織における教育研究の円滑な実施に必要な業務に従事する」とされています。

あまり存在感があるとはいえないポジションですが、研究の補佐をする役職となっています。

後で詳しく説明しますが、2007年より前と後で意味合いが異なる役職の1つであるため、少し違和感がある人もいるかもしれません。

3.助教

学校教育法では「専攻分野について、教育上、研究上または実務上の知識および能力を有する者」とされています。

助教からは、基本的には学生の授業を持つことになります。

特任助教と同じく任期付きですが、授業を持つ分その任期も多少長くなっていることが多いです。

4.講師

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学校教育法では「教授又は准教授に準ずる職務に従事する」とされています。

講師と准教授で別の枠にしていますが、かなり近い役職だと思っても構いません。

准教授の1歩手前と言えるでしょう。

大学によっては講師の時点で講師自体の研究室を持つことが可能になる場合もあるそうです。



5.准教授

学校教育法では「専攻分野について、教育上、研究上又は実務上の優れた知識、能力及び実績を有する者」とされています。

教授に”准”ずる役職です。仕事の内容には大きな差もありません。

准教授の中でも優秀な人材を教授として選びます。

6.教授

学校教育法では「専攻分野について、教育上、研究上又は実務上の特に優れた知識、能力及び実績を有する者」とされており、一般の大学の教員の中では最上級の役職です。

大学教授の目指すには?1日のスケジュールから仕事内容、給料まで教えます
大学教授に目指すには色んな工程を踏まなければなりません。また大学教授になったあとも色んな仕事があります。今回は1日のスケジュールから仕事内容、給料まで教えます。

准教授と仕事の内容は大きく変わりませんが、月給や年間賞与等の収入が准教授に比べて多いなど、良い待遇を受けることができます。

野球、サッカーで言う所の監督というポジションですので教員を動かす事も可能ですし、予算も決められる大学もあります。

それだけ権限が強く自分のやりたい事もできるポストになります。

ですが、その分准教授に比べ大きな責任を伴うことにもなりますから慎重な行動が必要になります。

【補足】助教授・助手

2007年より、助教授は准教授へと変化しました。

もともとは、教授を”助”けるという意味合いで助教授と呼ばれていましたが、教授に”准”ずる役職という意味合いが強くなっていったため准教授という名前になったとされています。

また、助手という役職は自分の研究を行う助教と研究の補佐をする助手という2つの役職に分かれました。

よく勘違いされる事として、助教授と助教を同じ役職だと思われることが挙げられます。

ですが、助教授は現在の准教授であり、助教とは全く異なる役職となっています。

また、その助教がかつては助手と呼ばれていたということにも注意が必要です。

7. 客員教授・客員准教授・客員助教

客員〇〇とは、芸能人などの方が教員になった時に振り当てられる非常勤の教員の事を指します。一般の方にはほぼ関係のないポジションになるかと思われます。

ちなみに〇〇の部分には、その人が大学でどのポジションに相当するかによって異なります。

客員〇〇は飛び級のようなイメージで、その人が博士研究員・特任助教からステップアップしてその役職についた訳ではありません。

8.名誉教授

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名誉教授は、研究や教育において優秀な業績を残した人に与えられる”称号”となります。

本当にその名の通り名誉職になります。

もはや教員でもないようなポジションですので、気にする必要は基本的にありません。

理系大学教授・准教授の年収について

理系大学教員の年収は平均年収と比べてかなり高水準となっています。

2019年の賃金構造基本統計調査より、平均年収は准教授で872万円、教授は1000万円も超えています。

ただ、准教授や教授になるまでのステップアップの難易度は非常に高いとされています。

もちろん、上の役職になればなるほど収入も多くなる仕組みとなっています。

理系大学教員の将来性について

理系大学教員を目指すにあたってのスタートラインである博士課程を修了し、博士号を取得する人は約1.5万人を超えることがここ数年で多くなってきています。

その一方で、大学教員の定員には限りがあるというのが現状です。

そのため、大学教員になる道は今後も険しくなり続けると予測されています。

最初の博士研究員・特任助教の限られた任期の中である程度の業績を残し、次の役職へとステップアップしていくために教授などに声をかけられるのも容易ではないため、期待していた収入を得ることのできない大学教員も存在しているのが現実となっています。

しかし科学の進歩は止まることを知らないため、理数系の研究は有望だと考えられています。

ですが、教員というよりかは研究に専念するという形で産業界と共同研究をすることが今後増えていくことが予想されています。



理系大学教員の年収、将来性

理系大学の教員は、年収も高水準なため大学教員を目指す大学生も多くいると思います。

ですが、大学教員には定員が決まっているのでポストの空少なければたとえ努力しても教員にはなれません。

また、教授もステップアップを勧める声をかけてくれません。

大学教員になって研究に専念したいと思っても講義をしなければいけないので、研究に専念できなかったり、理数系は有望だと聞いて大学教員になったものの産業界との共同開発を求められ、自分の思い描く大学教員にはなれなかったりすることもあります。

ですが、その中でも何か光るものがある人は勿論上の役職へのステップアップも望めるでしょうし、サラリーマンの年収よりは圧倒的に高い収入を得ることができるようになるでしょう。

夢のある仕事ではあります。挑戦してみる価値はあるかもしれません。

さいごに

理系大学の教員に就職するには?仕事内容、役職、年収、将来性など解説!

大学には文系、理系とありますが、今回は理系にフィーチャーして記事にしてみました。

役職も色々あり目指すところも個々で違うと思いますが、やっぱりやるなら教授を目指したいものですよね。

それでもいっぱい勉強したいという人は憧れの教授の下で研究をするという人もいるみたいです。

人によっては地位を目指す人、研究に没頭したい人と2つに分かれるみたいです。

ただ言える事は教授には絶対的な権限があります。

本気で好きな研究を目指したいという人は偉くならなければなかなか難しいです。

そういう意味でも教授というポストはなっておく事で損はないと思います。

研究を続けていく上でいつかはお金という壁にぶつかります。

そういう時にいち教員でしたら何もできません。

もし教授であれば大学側に交渉できますし、さらにスポンサーからお金を集める事が可能になります。

そういう意味でも教授というのはとてつもない力を持っているように感じます。

大学によってまちまちな部分もありますが、今回の記事は一般的な理系大学教員をまとめています。

もしちょっとでも興味がある方、また本気で目指してみようという方がいましたらこの記事を参考にして頑張ってみて下さい。

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