未経験業界の職種への転職、就職にエージェントを使う?使わない?

未経験業界へのチャレンジは、何歳になっても止めることの出来ない夢のようなもの。

働き方の多様化が進む中、未経験歓迎!といった文字が求人サイトに並ぶ事も珍しくなくなってきました。

しかし誰しも未経験の仕事に挑戦できるわけではなく、挑戦をするにも制限がかかっている事があります。

今日は未経験業界、未経験職種へ挑戦したいけど転職エージェントを使うべきかどうか?と悩んでいる人に向けてお話をしていきます。

この記事を読むことで、自分自身の立ち位置を確認する事が可能になり進むべき方向が分かります。



未経験の転職は年代によって本当に考えた方が良い

未経験業界の職種への転職、就職にエージェントを使う?使わない?

まず未経験の仕事に挑戦するのであれば、現在の年齢を考えるところから始めなくてはなりません。

やった事がない仕事にチャレンジをしていきたいという言葉は、耳馴染みが良く思わず応援したくなるようなフレーズです。

でもそれは20代まで、良くて30代前半までと考えた方が良いです。

5大人手不足業界と言われている業界であれば、年齢問わずチャンスがあるのではないか?

そう思われる人も多いかも知れません。しかし、転職エージェントを通す事によって人手不足が叫ばれている業界でも、年齢の壁が立ちふさがります。

<5大人手不足業界>
■建設・建築・土木業界
■運送・流通業界
■医療・介護福祉業界
■飲食・サービス業界
■IT業界

IT業界は2030年には約45万人の人材が不足すると見られています。

それぐらい足りなくなるんだったら、未経験からでも採用を進めれば良いのにと思うかもしれませんが、企業としては10年先・20年先の事まで考えて採用をしていかなければなりませんので、やはり未経験であるならば30代前半までの若手に特化しようという考えになります。

更にエージェントを通す事によって、採用時には成功報酬金が支払われるわけですから、より慎重になる事は当たり前です。

その他の業界にもチャンスはありますが、人手不足が叫ばれているだけあって皆がやりたくない仕事って事にもなります。

30代後半になってくると、未経験で挑戦できる仕事や会社の数は限られてくる事に加え、給与面でも好待遇はほぼ望めません。

まだ会社に在籍しているのであれば、未経験の仕事に挑戦をするという前に現在の仕事で頑張るか、副業や兼業といった手段も考えておく事をおすすめします。

収入が減っても大丈夫なように準備をしておくという事ですね。

それだけ30代を超えてからの未経験チャレンジはリスクがあります。

20代なら転職エージェントは使わなくても良い

未経験業界の職種への転職、就職にエージェントを使う?使わない?

今の年齢が20代であれば、チャンスは限りなくあります。

未経験歓迎という求人に対してならほぼ応募可能となり、20代は自分自身で転職活動を進めても問題なく転職先は見つかるはずです。

しかし、希望が全部叶うかどうかは分かりません。

20代でも転職回数は2回までなどに設定している企業も見られますので、そのあたりは活動を進めてみて初めて分かる部分かと思います。

エージェントを使っても良いかと思いますが、基本的にエージェントを通した求人案件は即戦力を求めての中途採用がメインになるので、未経験案件で好待遇はなかなか望めません。
よく未経験チャレンジなのに現職給与より下がる事は嫌だという人がいますが、それは正直言ってかなりのわがまま。

未経験という事はポテンシャル枠での採用になるので、将来性のみを買われているという事。

長い目で見て利益を出してもらえれば良い。と言う企業側の考えを一切無視した要望とも言えます。

「だったらなぜ前職を辞めたの?」という風になってしまうのが必至なので、未経験から始めるには給与ダウンは免れないかもしれないという事を肝に銘じましょう。



30代前半までなら情報収集をベースに転職エージェントを使う

若ければ若いほどエージェントを通さなくても(むしろ通さない方が)転職先は決まりやすくなりますので、30代前半ぐらいまでは情報収集を目的としてエージェントを併用していく事が良いです。

未経験業界や未経験職種を狙っていくわけですから、仕事内容や業界の先行きなどをガッチリ情報収集していきましょう。

これはエージェントの質を図るにも有効な手段です。

質問に対して答える事が出来ない場合や、ごまかそうとするエージェントに出会う事も多いと思います。やはり自分の転職先が決まるかも知れないという場面で、専門知識に欠けていたり誠実な対応をしてくれない相手だったら嫌ですよね。

それを見極めるという意味でも、情報収集を兼ねたエージェントに対する質問は有効です。

未経験を選ぶなら給与はこだわらない

未経験業界の職種への転職、就職にエージェントを使う?使わない?

20代の項でもお話をしましたが、未経験を選ぶなら給与はこだわれません。

仕事をして利益(貢献)を上げるのが社員の役割ですから、それが見込めない人材に対して給与を支払うという事はリスクです。

利益や貢献というと営業職に限られると思われがちですが、どの職種に関しても同じです。

仕事が出来ない=未経験が入ることによって、社内オペレーションはかなり変わります。

まず仕事を教えるにも誰かつけなくてはなりませんので、当然社内の戦力数値は下がります。

年齢に限らず未経験という道を選ぶなら、給与水準は下がるということを念頭に置いてください。

エージェントを使ったとしても、これはほとんど場合変わりません。

給与にこだわりすぎると、いつまで経っても転職先が見つからないという事も現実味が帯びてきてしまいます。

エージェントを選ぶ基準は会社ではなく個人

未経験業界の職種への転職、就職にエージェントを使う?使わない?

エージェントを選ぶ基準は会社ではなく個人です。
大手になればエージェントの数も増えますが、あなたを担当する人間は基本的には一人だけ。

美容室などもそうですよね。有名どころの美容室に行けば必ず自分に合った担当者が付くわけではなく、小さい街の美容室の方が相性の良い担当者に当たる事だってあります。

これは転職エージェントにも言える事です。

そういった担当者と出会うコツは、もうシンプルに複数の紹介会社・エージェントに登録をする事が一番です。

相性の良い担当者に出会うまでの半ば運任せによる部分も大きくなりますが、色々な人に出会う事によってエージェントの傾向や扱い方も分かるようになるはずです。

紹介会社やエージェントには特化型・総合型とタイプが分かれますが、狙っている業界を実際に経験した事があるエージェントはやはり強いです。

強いというより、よりリアルな現場目線で仕事の話が聞けるので実際の業務内容を理解しやすいという感じです。

入社してから思ったのと違ったというギャップは、良い方向に振れれば良いのですが逆の場合もギャップが結構きつくなり早期離職という事にもなりかねません。

入ってみないと実際の現場の事は正直分かりませんが、ここのギャップは小さく出来るなら出来る限り小さくできた方が絶対良いです。

最近ではテキストベースのブログではなくYouTubeを使ったVlogなるものもあり、早期離職をする事になった人たちがリアルにその時の状況や心境を語っているチャンネルも多くあります。

全部を見たわけはではないので正確ではありませんが、どのコンテンツも視聴回数が200万回前後とかなり伸びている印象で、そういったものを見てみて早期離職に至ってしまった情報に触れておくのも良いと思います。



さいごに

未経験業界・職種への転職にエージェントを使う?使わない?についてお話をしてきました。

年齢や転職回数によって未経験業界へのチャレンジに制限がかかる事は事実です。

未経験の仕事を選ぶなら、給与は度外視してキャリアチェンジや労務環境が整った就業先を見つけるという軸で探していく方向性になります。

結論を言うと転職エージェントは使った方が良いという結論になります。

エージェントを使うデメリットより、使うメリットの方が全体的に見て大きい為です。

この記事を見て少しでも長く働くことが出来る職場に出会える事を願ってます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました