医師に必要な資格、稼げる、儲かる、給与・年収や将来性などを解説

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い需要が急増している医師。

ワクチンの開発などもあり、医療関係の研究が如何に重要かが分かると思います。

医師になるためには、最高難度の国家試験である医師国家試験の取得が必要です。

しかし、そのぶん高い利益を得ることができるため、憧れる人は多いと思います。

今回は、そんな医師のなり方や年収、将来性について詳しく解説していきます。



医師には2種類ある

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医師は、患者を治療する「臨床医」と、基礎研究を行う「研究医」に大別されます。

一般的に、多くの人が医師に抱くイメージは「臨床医」です。

しかし、その裏では研究医の努力があることを忘れてはいけません。

臨床医

臨床医は、大学病院や街の診療所で外科や内科などの診療科に所属し、診察や検査、薬の処方箋作成、手術などを行います。

臨床医には、大学病院に勤務する人と、自分でクリニックを開業する人の2種類があります。

開業医は、雇用されている臨床医に比べて業務が細分化されていないため、診察以外にも医療機器の選定・購入やスタッフの雇用など、幅広い業務を行っています。

研究医

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基礎研究を行い、新しい病気の解明や新しい治療法の確立を目指す医師を「研究医」と呼びます。

近年、基礎研究で日本の医師がノーベル賞を受賞するなど、一般にも広く認知されてきた医師のキャリアパスの1つです。

医学研究者は、実験を繰り返したり、日常的な症例のデータを収集したりして、医学の発展に貢献しています。

臨床をしながら研究を続け、論文をまとめて学会で発表する医師もいます。

医師になるためには?

医師になるためには、医師国家試験に合格する必要があります。

皆さんもご存じの通り、医師国家試験の難易度は限りなく高いです。

国家試験の中でも最難関の難易度とも言われています。

合格率は全国平均で90%と、一見簡単そうに見えますが、医師国家試験を受ける権利を得るのも楽ではありません。

医学部進学からの医師免許の取得

日本で医師として働くには、医師免許を取得する必要があります。

まず、高校卒業後に大学の医学部や医科大学に6年間通います。

その後、医師国家試験に合格しなければいけないのです。

大学の中で数々の実習や試験を受講し、卒業試験に合格すると、ようやく医師国家試験の受験資格が得られます。

医師免許取得後も勉強漬け

医師免許取得後もすぐに病院で勤務できるわけではなく、まずは病院で2年間の臨床研修を行い、その後、最低5年間の実地研修を行う必要があります。

また、専門医試験に合格すると、内科や眼科など様々な診療科で「専門医」として働くことができます。

専門医の資格は強制的なものではありませんが、多くの臨床家は自分のスキルを向上させ、そして患者さんを安心させるためにも、キャリアの中に専門医の資格を加えています。



医師の働き方

月から金、朝から晩まで、休みなく働いているイメージのある医師。

雇用形態や勤務時間はどうなっているのでしょうか?

医師の雇用形態

医師の雇用や働き方には、大学病院や地域の病院に就職する「勤務医」と、自分で病院を開業して経営者になる「開業医」の2つのパターンがあります。

自ら開業する「開業医」は、自分の働き方を完全に自分でコントロールすることができます。

一方、契約社員として働く医師は、基本的に企業に勤める医師と同じです。

そのため、労働時間や休日は、勤務先の規則に基づいて決定されます。

自ら開業しないと働き方をコントロールできないようにも思えますが、現在はそうでもありません。

最近では、大学病院でもパートタイムや時短勤務など、個人のライフスタイルに合わせた多様な働き方ができるようになってきたのです。

休日、勤務時間はどれくらい?

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医師のワークスケジュールは、勤務する医療機関の規模や構造によって大きく異なります。

大学病院で勤務する場合は、一日中を仕事に費やすことも少なくありません。

一日が始まる前の勉強会から始まり、一日が終わった後も研究や部門会議などのスケジュールが詰まっているため、人によっては長時間白衣を着ていることもあります。

休みの日もありますが、講義やセミナーが入っていることが多いというのが現状です。

「専門医」は、資格を維持するために、仕事とのバランスを考えて、遠方の学会に出向くこともあります。
(一定の単位を取得しなければ資格が無効になってしまいます)

そのため、社会人に比べて完全に休みを取ることが難しい場合もあります。

一方で開業医は、自分で決めた時間や休日に合わせて仕事をしたり、休暇を取ったりすることができるので、ゆったりとした生活を送ることができます。



医師の給与

「医師=お金持ち」というイメージがつくほど、医師は給与が高いイメージがあると思います。

実際に、医師は他に存在している多くの職業よりも高い給与を得ることが可能です。

ここでは、医師の給与について説明します。

圧倒的な高水準

医師の給与は、世界のあらゆる職業の中でもトップクラスだと言われています。

もちろん、勤務先や働き方、キャリアなどによって大きな差はありますが、厚生労働省の平成31年(2019年)元年給与構造基本統計調査によると、医師の平均年収は40.7歳で1,169万円と推定できます。

研修医時代の年収は400万円前後とそれほど高くはありませんが、一定のキャリアを積むことで年収1000万円を超える人も増えてきます。

また、2,000万円以上の収入を得ている独立開業者も多くいますが、設備費やスタッフの人件費が高いため、事業が発展するまでは生活が苦しくなります。

開業するには、医師としての能力だけでなく、病院を運営するためのセンスや技術も必要となるため、必ずしも成功するとは限りません。

医師の将来性

新型コロナウイルスにより2021年現在は需要が急激に拡大していますが、コロナウイルスが収束したら医師は失業してしまうのでしょうか?
決してそういったことはなく、医師免許を持っている人は今後も職を失う可能性は非常に低くなります。

ここでは、医師の需要、将来性について解説していきます。

今後の需要は?

医師に必要な資格、稼げる、儲かる、給与・年収や将来性などを解説

医師は非常に高い能力と技術を必要とする職業であるため、医師免許を持っていれば、どこかで働くことができる可能性が高いです。
もちろん、部署や地域によって仕事の数は異なりますが、ほぼ確実にあるといっても良いでしょう。

小児科や産婦人科など、一部の診療科や病院では特に人員が不足しており、一般的な市場よりもはるかに高い給与が設定されています。
また、近年では高齢化の進展に伴い、高齢者介護施設の医師の需要が高まっています。

そのため、今後は医師が医療現場以外で活躍する必要性がさらに高まっていくでしょう。

さいごに

医師に必要な資格、稼げる、儲かる、給与・年収や将来性などを解説

医師に必要な資格や年収、将来性についていかがでしたでしょうか?

医師になるためには、非常に難易度の高い医師国家試験に合格する必要があります。

しかし、それを突破してしまえば常にどこがで働くことが可能で、給与も非常に高くなります。

大学は医学部に通わなければいけないので、高額な学費が必要になりますが、働くことで十分に取り戻すことができます。

人の命を助けるということで、非常にやりがいの仕事でもあります。

興味のある方は、試験を突破して素敵な医師を目指してみてくださいね。

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