就活シリーズ第4弾!最終章です。
■第1弾

■第2弾

■第3弾

■第4弾

最後の記事は就活生の思いで、”就職に関してできる気がしない”という記事を書いていきたいと思います。
何度も面接を重ねて何社も落ちていくと就職できないなって思ってしまいますよ。
そういう時って自暴自棄になったりしませんか?
自分は頑張っているのに、あいつより絶対いいはずなのに、この会社に就職できたら役に立つはずなのに、、、
そんな風に思っている人はたくさんいるはずです。
そういう人の為にまずは自分を見つめ直してみましょう。
そしてそこからもう1歩踏み出してみませんか?
そんな記事を書いてみたので最終章、最後までお付き合い下さい。
就職が出来る気がしないと思う理由
本記事をお読みいただいている方は、就職したいけど就職出来る気がしない、それでも就職したい、とお思いでしょうか。それでは早速ご質問です。
なぜ就職したいのですか。
就職したい、だけど出来ないと思う、でもやっぱりしたい、というお話はよく聞きますが、なぜ就職したいのかを問われると、即答できない人がいます。
・周りの皆が就職するから。
・就職しないと何となく居心地が悪いから。
・年齢的な問題と世間の目が厳しいから。
上記が本音の人が多いでしょう。筆者も出来ることなら就職などせずに、一生遊んで暮らしたいと思っていますが、それは環境が許しません。
そこまで志高く就職活動なんてしていない、という人でも、以下のような理由は見つかるのではないでしょうか。
・いつまでも親に面倒を見てもらうわけにはいかない。生活費を自分で稼いで自立する。
・とにかくお金が欲しい。若い内に稼いで第二の人生を優雅に暮らしたい。
・死ぬ勇気はないから生きていくしかないけど、その糧を出来れば楽しんで入手したい。
もちろん実際の企業面接で、上記のようなことを面接官に伝えるわけにはいかないのですが、心が焦っていると根本の考え方が揺らぎます。職種や待遇、福利厚生等の企業側の事情を調べる前に、少しの時間、自問自答のために使ってみていただくことを推奨します。
その上で、本当に出来る気がしないのか、「出来ない」のではなく「しない」のではないか、改めて考えてみてください。
自分で「しない」のであれば、それはそれでそこまで悪くないかもしれません。
自分が「出来ない」と思っているだけなのであれば、「する」という発想に切り替えるしかありません。
就職できない人の特徴
まずは上記の、自分の根幹が揺れ動いてしまっている人は、就職できない傾向があるように感じます。
もちろん新型コロナウィルスのような感染症が世に蔓延り、景気が悪くなって環境が厳しいという事情もあるでしょう。
かくいう筆者も、俗にいう超氷河期世代であり、今更ながらに国や公的機関の救済の手が伸びてくるところでしたが、結局他の要因でなし崩しになってしまっています。
ただ例えば「とにかく生活が苦しいから家族のためにお金を稼いでくる」という信念を持っている人は、ある意味会社や業界研究などに時間をかけている暇はありません。
世間的にはブラック企業と言われている会社でも、給料は安くても採用率が高いベンチャー企業でも、とにかく受けまくって就職を勝ち取るのではないでしょうか。
確かに自責ではないことが理由で、不運にも就職が困難な時代に当たってしまう人もいます。
それでも実質一年に一回の就職のチャンスという構造自体、すぐには変わりません。
現状を嘆くよりも、今の原動力となる就職する理由をまずは念頭に置き、具体的に行動に移してみませんか。
就職が出来ないと思う人が取るべき行動
就職したい理由と、「できない」から「する」に発想を転換していただいたところで、この項では少しテクニック的なところに言及します。
過去筆者が相談を受けた就活生とのやり取りをご参考までに記載します。
A氏
就職活動を始めているが、自分は専門学校卒で、特段特技といったものはない。
自分として興味のある旅行会社等、数社エントリーを開始しているが、うまく運べている気がしない。どうしたらいいか。
筆者
そもそもなぜ就職するのか。
A氏
・・・聞かれたのは初めて。それはまあ、食べていくにはお金がいるし・・・
筆者
それも立派な回答。ではコンサルティング会社などはどうか。年収が高いのでかせぐのはもってこいである。
A氏
いや、そこまでバリバリ働いて稼ぐほどでもないし・・・
筆者
では生活費が稼げる程度の、そこそこの会社であればどこでもいいので、採用人数が多い会社を片っ端から受けてみるのはどうか。
A氏
さすがにそれだと何も考えていないみたいで、相手先の会社にも失礼な気がして・・・
筆者
旅行会社を受けてみているようだが、その動機は。
A氏
自分が旅行するのが好きだし、あと旅行を計画する人の手助けをして、その人たちが楽しそうにしているのを見るのが楽しい。
筆者
人と関わることが好きか。
A氏
そうかもしれない。
筆者
見えてきた。人と交流することが好きなのであれば、ホテルもあれば幼稚園の先生等もある。
いくらでも選択肢があるが、旅行業界の業界という領域に捕らわれて、軸をその個所にしか持てていないのではないか。
A氏
「業界」という軸ではなく「人と関わることが多い仕事」という軸に変えてやってみます。
上記のようなやり取りの後、Aさんは静岡県の熱海にある旅館に就職することと成りました。
実際は何社も受けてご縁がなかったことも多々あり、大変苦しい時期だったようですが、結果としては満足していました。
Aさんとしては筆者より、「なぜ就職するのか」を高頻度で問われたのがよかったと、就職報告の際に聞いています。
上記事例をご参考にして頂き、その上で企業訪問・業界研究・エントリーを行ってみてください。
少なくとも手当たり次第感が薄れると思いますし、自分の中の土台がしっかりしてくるので、必然的に自信を持った、明るい顔で活動できるのではないかと思います。
【閑話休題】
筆者の2020年度採用に向けた就職活動事例も記載してみます。
ご参考まで。
・内定5社、各社異業種(航空系商社、鉄鋼系商社、旅行会社、出版社、ITベンチャー)
・自分の軸は仏国留学を活かせる職場。IT系は留学記をWEBで発していたことから。
結果として航空系商社に就職。入社後に聞いた話なので真偽は不明だが、筆者の「数ある会社の面接を受けてきたが、この会社の仕事が自分として一番やりたいと思えることだった」という発言が、面接をする側としては響いたそう。
実は自分ではあまり覚えておらず、面接時自然と出てきた発言だったと思われる。
なお、学生の時ゴルフ部に所属していた同じ会社の後輩は、「今世界のニュースで一番気になることは何か」と聞かれ、「全米オープンです」と答えて採用に至ったので、会社自体信用するに値しない特殊例かもしれないので、あくまでご参考まで。
自分自身を見つめ直す時間を設ける
就職活動にてことごとく惨敗している場合、かなり自暴自棄になりがちです。
ただ自暴自棄になっても何も状況は変わりません。
だったらまずは落ち着いて自分自身を見つめ直してみましょう。
服装?髪型?面接での会話?態度?表現?などなど色んな事を挙げてみて下さい。
そこから1つ1つ見直してみては如何でしょうか?
そうする事でもう1度仕切り直しができるはずです。
結局落ちてしまった所にジタバタしたって状況は変わりません。
結局は縁がなかったと思って次に行動する事が大事なのです。
そう考えれば見つめ直す時間で心を落ち着かせる事が大事になっていくのです。
就活は色々いくので忙しくなってしまい慣れてくると段々適当になりがちです。
真剣に取り組んでいると思っていてもやっぱりどこかでスキは出てきてしまいます。
だからこそ見つめ直す時間は大事という事です。
一旦リセットをする意味でも自暴自棄にならずに今までの行動を考えてみる事も大事になります。
就職できなくても死にはしない
最近は風潮が変わってきたのかもしれませんが、日本はまだままだ「就社」であり「就職」ではないと言われています。
就職活動は会社に入るための活動であって、入社後ほぼ転職と言えるような人事異動を経験する人もいる中、たまたまその会社という組織に入った、とする考え方です。
しかしながら本来的に「職業に就労する」のであれば、やはり重要視すべきは職業です。
最初の項では「なぜ就職するのか」という問いから始めましたが、究極では「なぜ働くのか」という問いになり、「どう働くか」が就職である、という解釈に繋がります。
その意味では、株式投資だけで生きていける人もいれば、自給自足を目指して農業を志す人、フリーランスで稼いで仕事はあくまでお金を得る手段、と割り切る人、ありとあらゆる「働く形態」が存在します。
これは日本がそれなりに豊かである証拠であり、この時代のこの国に生まれた特権とも言えるものです。
せっかくですからこの特権を生かし、働くことの意味を再度考えてみましょう。
いわゆる世間一般的な「就職」という形に捉われなくてもよい気がしてきます。
ご飯を食べるだけであれば、時間的に余裕があるアルバイトでも、幸い我が国ニッポンでは生きていけます。主食しなくても死にはしないのです。
筆者はちなみに、人生の目標は「暖か家族を形成する」ことでした。
幼少期の片親であった経験から、自ずとそんなことを考えていました。
したがい極端に言えば、就職する会社はこの目標を達成するための手段でしかなく、それでもどうせ働くなら、自分の経験が活かせるところがいいな、と思った次第です。
筆者は運よく希望の会社に就職できましたが、手前味噌ながらこのような思考が役に立ったかと思っています。
就職しなくても死にはしない、就職は選択肢の一つ、ぐらいに思って、気楽に気軽に立ち振る舞っていると、意外と就職できるかもしれませんね。
若いうちは就職が全てではない
やりたい事が見つからない。
↓
何となく就職活動をする。
↓
なかなか就職先が決まらない。
↓
どこでもいいから就職先を決めてしまう。
これが1番悪いパターンです。
多分半年以内で辞めてしまうでしょう。
だったらまだ若いうちはやりたい事を見つけるようにしましょう。
20代後半までだったら何とかなります。
それまでにもう少し勉強したり旅をしたり自分の好きな事をやってみてはどうですか?
そして改めてやりたい事が決まれば就職活動してみて下さい。
20代後半までならギリギリ大丈夫です。
絶対それの方が長続きします。
まずは情熱を持てる何かを見つける事。
そしてそれが仕事になるかどうか考える事。
それから就職活動です。
本当なら高校生まででやりたい事が見つからなければ大学に行き、4年間で考えるというのが一般的です。
それでもやっぱり見つからない事はあるのです。
20代ならまだまだ選択の余地があります。
出来るだけやりたい事を見つけてから自分の就職先を決めるようにしましょう。
さいごに
就職は自分の人生を決める上でも大事なイベントです。
悔いのない会社に就職する為にもこだわる事も大事だと思います。
ただそこでことごとく落とされて”就職 できる気がしない”って思った場合にどういう行動ができるかが大事です。
自暴自棄になるのか?自分を見つめ直してみるのか?開き直れるのか?
人生においての岐路を決めているので自暴自棄になるのは絶対ありえません。
上記でも書かせて頂きましたが、別に就職ができなくて死にはしません。
追い詰められる状況もある意味大事ですが、ただそこまで大きく考える事もないです。
人生において色んな選択肢があり就職はその1つです。
そこで最後に言いたいのは気楽にいこうという事ですよね。
焦る気も分かります。でも焦っていい事ありますか?
そんな時、1度心を落ち着かせてみましょう。そこで新たな選択も見つかるかもしれません。
まずは焦らない事、そして自分に自信を持つ事だ大事です。
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