学生のころから図工や美術の成績が良くて、絵が描くのが得意な人もいらっしゃるかと思います。
音楽と比較しても絵がうまいことは評価されやすいイメージがありますね。
そんななかで絵を描くのが好きな人であれば、できればビジネスとして成立させたいと考える人も多いでしょう。
画家やイラストレーターとして働くのは、雇われて働くやり方と自分で技術を売りに出すやり方の2つがあります。
ピカソやゴッホの時代は画家といえば画用紙や額縁などに絵を描いて表現する方法しかありませんでしたが、コンピューターが発達した現代においては、いろんな稼ぐ手段があります。
また、絵を買うことの目的は、昔は家などに飾ることが中心でしたが、今では多様になってきているため、昔よりは断然に稼げる分野が広がったビジネスであるといえます。
本記事では、そんな画家やイラストレーターという職業がどの程度稼げるのかや、多様な稼ぎ方について紹介してみたいと思います。
画家やイラストレーターは稼げる?儲かるの?
実際のところ画家やイラストレーターは稼げるのでしょうか。
会社などに雇われて絵やイラストを各部門で働く場合、他の一般的な業種(メーカーの営業など)と比較すれば平均年収はやや低い傾向にあります。
一方で雇われている場合は労働基準法で保護され、地域の制定賃金条例が適用されるために働きさえすれば最低限の沈金は入ります。
一方で個人で絵を描いてマネタイズする場合、「平均年収はこれくらい」と算出することは非常に難しいです。
絵を描くことを本業としてやっていて、丸一日絵を描くことに充てられる人、副業で依頼があったら書いている人、先に書いてからそれを商品として売る人など、様々な販売形態があるためです。
ただ間違いなく言えるのは、いくら頑張ったところで全く売れなければ収入はゼロであること、大成功すれば年収数千万なども不可能ではないことなど、会社で雇われているの絵描きと比べるとハイリスクハイリターンです。
絵を描いて大きく稼げている人というのは全国でも有名な絵描きさんに限られるわけではなく、クラウドソーシングに登録している全く名前を聞いたことの無いような一般人でも、年に500万円以上稼いで本業化できている人も現実にいます。
以下に、個人で絵を描いてマネタイズする方法をいくつか紹介します。
路上で絵を売る方法
観光地などで路上で絵を売っていたり、「あなたの荷が絵を描きます」といって道路に店を出している人を見かけることもあるかと思います。
古典的な方法ですがあれも1種の絵を売る方法で、その手法で月数十万を稼ぐ人もいます。
ただし路上で絵を販売する際は道路交通法はきちんと守らなくてはならず、基本的には私道で道の所有者に許可をもらって行わないといけないので注意しましょう。
Creemaで絵を売る方法
Creemaはメルカリの「ハンドメイド」版ともいえるフリマサイトです。
サイトを見たところ、絵画を出品しているユーザーもたくさんいます。価格も数百円から数千間遠と非常に幅が広く、完成品の販売もオーダーメイドでの作成の両方とも受けることができます。
Creemaを使って万単位の絵画が定期的に売れるようになれば、絵を描く仕事を本業にすることも可能になってきます。
ココナラなどのクラウドソーシングサイトでイラストを売る方法
ココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトでイラストを描いて販売する方法があります。
現代においてはこういったやり方が最も需要が多いと考えられます。
Creemaや路上販売は画用紙や額縁に書いたものの販売が中心ですので、絵を買う目的は飾ることにほぼ限られます。
一方でココナラなどのクラウドソーソングによるイラスト販売はその使用目的は多岐にわたります。
Youtube動画を配信している人の動画コンテンツ、自身が経営、もしくは所属する企業のロゴマークの募集、TwitterなどのSNSのアイコン用など、特に絵に深く興味のない人でも、自身のサイトなどを見やすくするために絵を必要としている人が多くいます。
こういったものはゴッホやピカソの時代はなかった需要で、そして今後なくなるとは考えにくいです。
そのほかの方法はほんのひと握りの才能のある人に限られますが、ココナラの場合は「絵が好き」という心があれば、最初は低価格から実績を積み上げることで最終的に大きく稼ぐことも可能になってくるので、最もお勧めの稼ぎ方の1つです。
音楽とは違い、イラストの作成においては購入者から「著作権譲渡」までは求められないケースが多いです。
イラスト提供サイトの運営
ブログサイトを運営してイラストを提供する方法もあります。
イラストそのものを有料にして販売する方法のほか、イラスト提供自体は無料にし、そこにアドセンスなどの広告を入れることでアフィリエイト報酬を得る方法があります。
筆者もよく利用する有名なイラスト提供サイトである「いらすとや」も、膨大な数のイラストを無料で提供していますが、おそらくサイトの管理人は広告収入で大金を手にしていることと思われます。
個人で売るにはマーケティング力も必要
これは絵を売るだけに限らず、音楽などでもいえることですが、自分の作った商品やサービスで収入を得るには、マーケティング力の重要になってきます。
商品を作りこんで、Creemaやココナラに出品する、サイトを立ち上げてイラストを提供する、といった行為を行ったとて、自分の作品を誰も知らない状態ではだれも買ってくれません。
どのような方法で画家やイラストとして生きて行くにしても、自分の津よう身をSNSなどを用いてしっかり拡散し、火止めていく必要があります。
お小遣いを稼ぐならロゴ・バナー制作
ココナラ、ランサーズ、クラウドワークスなどでもカテゴリーの中に存在しますが、ロゴ・バナー制作も立派な仕事の1つです。

画家、イラストレーターとして大成したいとしてもやっぱり下積みは必要です。
ただお金がなければ食っていけません。
そう考えるとロゴやバナー制作は意外とお小遣い稼ぎになるかと思います。
ロゴ制作
ロゴ制作はかなり熱いです。
ココナラですと大体4000円からというものが多いですが、もし最初に勝負するのであれば格安でいくべきです。
ロゴの場合、発想力が長けていれば作業量としては少ないのでかなりのお小遣い稼ぎになるかなと思います。
もちろん1個で勝負したいのであれば別ですが、ライバルがたくさんいるなかで1万円、2万円というのはお客さんがつくまではかなりの時間を要します。
だったら1個500円ぐらいにして数を沢山受けましょう。
とにかく安さで勝負して1日10個ぐらいの案件を受ければ5000円は可能です。
もし1000円の単価が取れれば1万円いけますよね。
数をこなせばデザインの勉強にもなりますし一石二鳥ではないでしょうか?
お小遣い稼ぎとしてはかなりベストな仕事ではないかと思います。
バナー制作
こちらもロゴ同様で数をこなせばかなり稼げます。
バナー制作で稼げる点とすると、バナーを依頼する人は大抵1個だけではないという所です。
平均で3つぐらいは依頼してきます。
もし1点500円とすれば3つで1500円ですよね。
またバナーの場合は指定が多いのですし、文字や写真などが大半を占めるのでコツさえ掴めば意外と楽なんです。
もしお客さんに気に入られればリピート率は高いので数十人お客さんを抱えるだけでも月に30万円ぐらいは固いと思います。
ただセンスは必要ですのでバナー制作でお小遣い稼ぎしては如何でしょうか?
企業に勤めて経験を積む事は大事
ここまで色々書いていきましたが、結局は企業に勤めるのは大事だと思います。
何故なら企業に勤めれば仕事は絶えません。
そして色んな仕事に巡り合え経験が詰めます。
さらに同僚や先輩などでお手本となるような方に巡り合えるかもしれません。
そう考えると絶対的に自分の経験値を高めてくれる事は間違いありません。
またもし才能が認められればヘッドハンティング等でキャリアアップできる可能性もあります。
そうなれば大きな仕事に巡り合えるかもしれません。
そのうち取引相手も増えていけば知り合いも増えます。
そして今の会社に限界を感じれば独立を考えればいいのかもしれません。
そうやって企業に勤めて経験を積んでいけば将来の自分の為になるのではないでしょうか?
最初は賃金が低くても努力すれば報われる世界です。
近道せず地道に頑張っていく方法もありではないかと思います。
パクリは絶対やってはいけない
人のアイディアをパクったり少しだけ変えてオリジナルにするなんて事は絶対にやってはいけません。
著作権にひっかかり捕まる可能性もあります。
また人としての信用・信頼も失われます。
人間は1度間違った事をしてしまうと繰り返してしまう習性があります。
だからこそパクリ行為は絶対にしないようにしましょう。
クセになれば何がパクリで何がオリジナルかさえの判断もなくなってしまいます。
本当に画家やイラストレーターで生きていくのであれば常にオリジナルで仕事をするようにしましょう。
さいごに
本記事では、画家やイラストレーターがどれくらい儲かる職業であるかや、どのようにしてお金を稼いでいるかをまとめてみましたので、絵を描いて生計を立てたいと考えている方にとってはお役に立てる内容ではないかと思います。
サラリーマンよりも稼ぎにくい雇われの画家やイラストレーターよりの、最終的には無限の可能性がある個人で売っていく方法を取りたいものです。
ただし、その分結果が出るのにも時間がかかりますし、やり方が間違っていれば何年かかっても稼げません。
画家やイラストレーターで大成する為には下積みから経験、そして認められるまでにはかなりの時間が必要となります。
その中で生活していくにはどこかでお小遣い稼ぎのような副業も必要ですのでそういった事も考えながら少しずつ経験を積んでいくのがいいのではないでしょうか。
色んな稼ぎ方がある中でどんな職業においても近道は絶対にありえません。
画家、イラストレーターも同じ事が言えます。
どんなに成功している画家、イラストレーターで合ってもどこかで苦労はしていますし、下積みもしっかりしているはずです。
だからこそすでに成功している人の体験談などから正しい方法を学んで実践していくことが重要といえます。
個人で最初から独立すれば間違いなく0円行進が続くと思いますし、企業に勤めればやりたくない仕事をやらされ給料も低賃金なのかもしれません。
でもそれが下積みとなり自分の糧となります。
夢を達成させるためにも簡単に諦めず頑張ってみて下さい。
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