いつの時代でも漫画は流行っていますよね。
鬼滅の刃が映画の興行収入1位を取ればワンピースは累計発行部数が世界で1位!
海外ではドラえもんやドラゴンボール、キャプテン翼など人気の漫画が普通にテレビで放送されています。
今や日本は漫画大国と言ってもいいのではないでしょうか。

日本の漫画は国内に留まらず海外でも販売されているという事で気になるのはお金事情ですよね。
ワンピースぐらいになればコミックスだけでなくテレビの版権、映画の版権、その他にグッズなどなど相当な金額が毎年入ってくるのではないでしょうか。
そう考えると漫画家は夢がありますよね。
もちろん上をみれば華やかですが、売れない漫画家は本当に大変です。
そんな事も考えながら今回は漫画家という職業について記事を書いてみたいと思います。
漫画家とは
漫画家とは、書籍・webなどに表示される漫画の構成を考え、仕上げる職業です。
漫画家の仕事内容をザックリと説明すると、依頼を受けて、依頼通りに仕上げるという職業です。
そして、最近では広告などでもweb漫画などが使われるようになったので、以前と比べて漫画家の仕事量が増えました。
漫画家の種類
漫画家にも種類が存在するので、漫画家の種類についてご紹介していきます!
では、具体的にどのような種類があるのかについて説明します。
漫画家の種類は以下の3つになります。
・商業漫画家
・Web漫画家
・広告漫画家
漫画家には、以上の種類が存在し、それぞれに特徴があるので、それぞれの特徴について解説していきます!
商業漫画家
商業漫画家は、主に雑誌などに掲載される漫画を描くお仕事です。
雑誌と言っても、少女向け・少年向け・ビジネスマン向けの雑誌があります。
その中の一部、もしくは全部を漫画で描く仕事です。
商業漫画家として、生計を立てていくのは簡単ではありません。
ですが、漫画がヒットすれば大きなリターンを得ることが出来ます。
Web漫画家
お次は、Web漫画家です。
Web漫画家は、漫画サイトや、kindleと言った電子書籍へ漫画を掲載するお仕事です。
Web漫画家というのは、以前では存在しませんでしたが、インターネットが普及し、誰でも簡単に漫画を出版することが可能になって生まれた漫画家です。
収入源としては、広告費がメインです。
無料のサイトなどで漫画を閲覧してもらい、それと同時に広告を見てもらう。
そうすることで、利益を出すという仕組みです。
もう一つの収入源としては、漫画を課金して見てもらうという仕組みです。
よく見かけるのが、ピッコマなどのサービスですね。
ピッコマなどのサービスで漫画を見るには【ポイント】や【コイン】を購入する必要があり、【ポイント】や【コイン】を漫画に使ってもらうことで、利益を出している漫画家さんもいます。
広告漫画家
広告漫画家は、企業などのサイトに掲載される漫画を描くお仕事です。
広告漫画というのは、企業だけのサイトに限らず、ダイレクトメールや、チラシにも掲載されています。
そして、本記事を読んでくださっている方全員が、広告漫画を見たことがあると断言できます。
理由は、YouTube動画の広告に、広告漫画が出てくるからです。
YouTube動画を見ていたら急に広告漫画が出てきて、ダイエット商品の紹介をしてきたり、脱毛商品の説明をしてきたりするはずです。
あれも、広告漫画の一つといえるでしょう。
このように、現代の漫画家は、様々な所で活躍しています!
漫画家の仕事内容
ここからは、具体的な漫画家の仕事内容をご紹介していきます。
漫画家の仕事内容は、以下のようになります。
・書籍の考案(企画)
・構成作り
・下絵作り
・ペン入れ
・納品
漫画家の仕事内容はこのようになります。
一つ一つ解説していきます!
漫画家の仕事内容 書籍の考案(企画)
漫画家の仕事内容として、書籍の考案が挙げられます。
書籍の考案とは、簡単に言えば制作する書籍の【アイデア】を考えるという事です。
ですが、【アイデア】が思い浮かぶまで考える続けるというのは時間の無駄ですよね。
なので、Twitterを使ったりして最新の情報などを収集し、何かアイデアになるものがないかを探しながら、アイデアを考えていくという形になります。
漫画家の仕事内容 構成作り
書籍の考案が出来たら、お次は構成を作っていきます。
具体的には、【どのような漫画にするのか】・【どんな作画で、主人公はどんなキャラ?】にするのかという事を掘り下げていきます。
【でも、なんで構成作りなんてするの?】と疑問に思いますよね。
実は、構成作りをすることで漫画の軸をブラさずにストーリーを進めていく事が出来るんです。
なので、漫画家さんは構成作りにかなりの時間を費やしたりします。
構成さえ作ってしまえば、あとはその構成通りに漫画を制作していけばよいので、漫画が人気になるか、ボツになるかは構成作りで決まってしまいます。
漫画家の仕事内容 下絵作り
構成作りが完了したら、お次は下絵作りに入ります。
下絵作りというのは、【下書き】とほぼ同じ意味だと思ってもらって良いです。
漫画がどのような感じで作成されるのかをイメージするために下絵を作成します。
下絵作りの内容も漫画家さんによって変わってきます。
たとえば、【なんとなくこんな感じ】というイメージで下絵を作るのでしたら、構成に沿いつつも少し雑な絵を描きます。
ですが、それとは逆に【これで決まり!】というイメージで下絵を作るのでしたら、本格的に下絵を作成します。
このように漫画さんによって、下絵作りの度合いが変わってきます。
漫画家の仕事内容 ペン入れ
下絵作りをした後は、ペン入れをします。
ペン入れというのは、作文で言う【清書】と同じ意味を持ちます。
なので、下絵で、ある程度のイメージを掴めたら、次はペン入れをして原稿を作成するのです。
最近は、デザインなどの作業は、PCで出来るので、かなり便利になっています。
ここで注意ですが、PCで作業をする際は、データを失くさないように気を付けてください。
データを失くしてしまうと1からやり直しになり、納期に間に合わなくなるので、そこだけ抑えておいてください!
漫画家の仕事の流れ
ここからは、漫画家の仕事の流れをご紹介していきます!
漫画家がどのような仕事の流れで生活しているのかを知ってもらえたらなと思います。
漫画家の仕事の流れ
・編集者と打ち合わせ
・漫画に関する資料を集める
・ネーム作り
・ペン入れ
漫画家の仕事の流れはこのようになります。
一つ一つ解説していきます。
漫画家の仕事の流れ 編集者と打ち合わせ
漫画家は、新作の漫画などを制作する際に、編集者と打ち合わせをしなくてはいけません。
どのような事を打ち合わせするのかというと、【漫画をどのようなジャンル(方向)】で出版するのか、【納期はどれくらいなのか】を打ち合わせします。
漫画家の仕事の流れ 漫画に関する資料を集める
編集者との打ち合わせで、漫画の【ジャンル】・【方向性】・【納期】が決まれば、お次は漫画に関する資料を集めます。
具体的には、漫画の内容が【転生系】だとしたら、転生系に合った情報や資料を集めます。
たとえば、海外から日本へ転生する際に、海外の【どの地域】から、日本の【どの地域】へ転生をするのかを決めないといけません。
地域を決めたら、次は風景に関する資料を集めます。
【どのような風景】・【周りにどんなものがあるのか】などなどです。
漫画家の仕事の流れ ネーム作り・下絵作り
資料収集が終われば、ネーム作り・下絵作りに入ります。
ネーム作りと下絵作りは、漫画の核となる部分ですので、しっかりと作りこまなければいけません。
前述したように、ネーム作りや、下絵作りは、ガッチリと作りこむ漫画家さんと、簡易に仕上げる漫画家さんがいるので、あなたが【ガッチリ作りこむ漫画家】になるのか、【簡易に仕上げる漫画家】になるのは自由です!
漫画家の仕事の流れ ペン入れ
ネーム作り・下絵作りが完了したら、お次はペン入れをします。
ペン入れをする際は、【原稿を汚さない】【原稿を失くさない】という2つの点を抑えておけば安心してペン入れをすることが出来るでしょう。
現代では【パソコン】などでデザインを入れたり出来ますが、その場合はデータファイルの紛失に気を付けておきましょう。
漫画家の1日
漫画家の1日が気になると思うので、漫画家の1日を発表したいと思います!
漫画家の1日は以下のようになります。
午前中
7時:起床・作業開始
12時:昼食
午後
13時:資料を集める
16字:編集者と打ち合わせ
19時:夜ご飯
20時:ネーム作成
24時:就寝
漫画家の1日はこのようになります!
見てわかるように、作業内容は一般企業のサラリーマンと比べると、かなり自由度が高いと思います。
それに、毎日作業内容などに変化があるので、ずっと仕事をしていても飽きがこないように見えますよね!
少しフリーランスに似ていますね。
ということで、漫画家の1日はこのような感じでした!
漫画家の平均年収
次は漫画家さんの平均年収についてご紹介します。
漫画家さんは、【稼いでいる】と思われがちですが、【年収0円の方】もいれば、【年収1億円を超える方】もいます。
なので、ハッキリと【これが漫画家さんの平均年収です!】と語ることは出来ませんが、公式の方たちが言うには、一応600万円だそうです!
ですが、先ほどもご説明した通り、漫画家は【年収0円の方】から【1億円の方】もいるので、あなたが今から漫画家になっても、年収600万円を稼げるかどうかは分かりません。
これは平均での年収であり、差はかなりあると思っていいと思います。
さすがにワンピースの作者が600万円だったらひきますよね???
そういう事です。
あくまで参考程度にしていただけたらなと思います。
漫画家は印税の他にもTV・ゲームなどの版権などで稼げる
1度売れれば漫画家はおいしい職業です。
漫画の印税は10%ぐらいと言われています。
それ以外にもしTVの話しが来たら原作使用料で1本30万円ぐらいです。
もしそれがDVD化になればそれでまたお金が発生します。
そして人気が出て映画にでもなれば100万円ぐらいは固いですよね。
最近では昔の漫画がTVでリメイクされたり、アプリなどのゲームに使われたり、さらにはパチンコ台になったりしています。
そうなればまたそこでお金が発生します。
なので、本当に1発当てるだけでも一生食えるお金が懐に舞い込んでくるのです。
夢が広がりませんか?
さらに大きい夢というのが、海外で流行る事です。
日本の漫画で言うと、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、キャプテン翼、などなど昔の漫画は広く世界で愛されています。
そして日本で代表的な漫画の一つとしてワンピースの尾田栄一郎さんの年収が31億円(推定)とも言われています。
もっと言えばドラゴンボールの鳥山明さんはドラゴンボールの連載が終わっているのにも関わらず色んな版権で年収5億以上とも言われています。
漫画家は1次だけではなく2次、3次で稼げますので1つの漫画が大当たりすれば本当においしい職業だと思います。
さいごに
漫画家という職業は本当に大変です。
売れなければ収入は0ですし、連載が決まったと思って喜んでいてもアンケートなどで面白くないという烙印が押されれば3回ぐらいで打ち切りという事もあります。
それだけ漫画業界というのもシビアなのです。
まだ連載になれば多少は日の目を見る事ができますが、下積みが長い漫画家さんなんかは雑用ばかりやらされて一向にデビューできないという事もありえます。
本当に漫画家は実力の世界です。
面白い漫画を描いた人が偉いのです。
本当にそういう世界だと思います。
ただそういう競争力から日本人としての独創的な感性などでここまで日本の漫画業界は成長しました。
この記事をみて未来の有名漫画家が育つきっかけになればなと思います。
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