有資格鍼灸師整体師と無資格セラピストとの違いと稼ぎと儲けを比較

現代ではデスクワークや立ち仕事など非常に腰や肩に負担のかかる仕事をしている人が多くいます。

肩こりや腰痛がひどいとき、どのような形でメンテナンスされますか?

まず思いつくのが健康ランドやマッサージ店でマッサージの施術を受けることです。

上手な人から
他に、○○整体院、○○治療院といったところで整体や鍼治療を受けるという人も多いでしょう。

前者で施術を行っているスタッフは主に「セラピスト」と呼ばれ、必ずしも資格を有する必要はありません。

一方後者の場合鍼や医療器具などを使用する場合は資格が必要です。

どちらも主に肩こりや腰痛の悩みを解決するための職業ではありますが、仕事に求められる技量や稼ぎやすさに違いはあるのでしょうか。

本記事では、マッサージチェーンなどで働く無資格のセラピストと、有資格で鍼治療や生態などを行う鍼灸師や整体師との違いについてまとめてみたいと思います。



求められるものの違いは?

有資格鍼灸師整体師と無資格セラピストとの違いと稼ぎと儲けを比較

有資格の整体師や鍼灸師も、無資格のセラピストも、どちらも体の疲れをとる目的で訪れた人に施術しますが、根本的なところで目的が違います。

前者は、「治療」が目的になります。

基本的には身体のツボなどを深く理解していて、適切な場所に鍼を打ったり筋肉をほぐしたりすることができます。

これらの施術により血液の流れを良くしたり、体質を改善することが目的で行われています。

一般的な診療所や病院で治療が難しい肩こりや腰痛などへの処置には健康保険が適用になることもあります。

一方で後者の目的は「癒し」や「リラックス」といった部分に重きが置かれています。

特に資格がなくともセラピストにはなれますし、子供でも親に肩たたきを誉められることがあるように、経験を積めば来客を満足させるスキルを身に着けることも可能です。

筆者は以前ひどいセラピストにあたり、ほとんど指先を使わず腕でゴリゴリされ、1時間地獄のような痛さに耐えた経験もあります。

痛みに耐えるために体がこわばったのでよりコリがひどくなりました。このように、無資格という性質上施術のうまさには個人差があります。

マッサージ店の多くは「指名制度」があり、指名されると客が払った指名料の全額もしくは一部がセラピストの給料になりますので、うまくなれるように努力するようなシステムは設けられています。

稼ぎやすさの違いは?

有資格鍼灸師整体師と無資格セラピストとの違いと稼ぎと儲けを比較

それでは有資格の鍼灸師や整体師と、無資格のセラピスト、どちらが稼ぎやすいでしょうか。

資格があるほうが大きく稼げそうな気はしますが、この2者の稼げる金額はそう大きく変わりません。また、両社とも平均的なサラリーマンよりも収入は少なく(平均年収200~350万ほど)、稼ぎにくい職業といえます。

マッサージ店などのセラピストの場合、多く指名されると給料が上がるシステムになっています。

どのような人が多く指名されるかというと、まずは施術がうまい人です。客の要望に的確に答えてくれ、まさに「痒い所に手が届く」ような施術ができる人は指名されやすく、給料が上がりやすいです。

どうしても男性客の場合、年齢や配偶者の有無にかかわらず、若くてきれいな女の人に施術してもらいたいと思ってしまうケースが多いですので、望ましいことではありませんが結局はセラピストの外見も指名に左右されてしまいます。

施術中のコミュニケーションができる人も指名されやすい点もあります。

こういった点は有資格のスタッフが行う鍼治療や整体治療とは異なる点ではないでしょうか。

指名料は1回数百円が相場ですので、毎日数回指名されれば月給ベースで万単位の違いが出てくることもあります。

また、マッサージ店のセラピストの場合、資格は不要ではありますが、そのなかでも資格を取っていればより給料が高くなる場合もあるようです。

しかし、結局のところ人気セラピストであれ、やとわれの身であれば年収は400万円ほどが限界のようです。

有資格無資格に限らず、生体やマッサージを行う職業は夢のないものなのでしょうか?必ずしもそうとは言い切れません。

確かに雇われの身であれば一般的なサラリーマン以上に稼ぐことは難しいですが、雇われているときに技を磨き、開業して成功すれば1000万円の年収を手にする人もいます。

ですから、これらの職業を目指す人に、「稼げないからやめとけ」と忠告するのは必ずしも正しくありません。



有資格者と無資格者の違い

価格、資格についてもう少し掘り下げたいと思います。

実際にどれ位の価格がつけられるのか?有資格者、無資格者の施術についての違いを解説していきたいと思います。

価格について

60分2980円とうたっているマッサージ店は大抵無資格者になります。

資格がないのでとにかく安いです。

なのでどうやって稼ぐかと言えば数をこなすしかないという事です。

逆に有資格者のマッサージ店に関しては多少料金が高いです。1時間5000円から高くても1万円程です。

こういうお店はしっかりやってお客さんを満足させてリピーターになってもらわないとなかなか稼ぐのは難しいです。

実際問題、2980円か5000円どちらのマッサージ店を選ぶか考えた上で多くの方は安い方を選びませんか?

実際、資格を持っていてもあまり変わらないでしょ?という思いが出てしまいます。

なので有資格者のマッサージ店で価格が高い方を選ぶ事によってどれ位の付加価値があるのか1回の施術で分かってもらわなければなりません。

そうなると本当に1回で肩こりや疲れが取れたというものを実証する必要があるのではないでしょうか。

もし満足させられる事ができれば価格が高くてもリピーターになってもらえますし、ダメなら一回限りになってしまう厳しい世界となります。

施術の違いについて

有資格鍼灸師整体師と無資格セラピストとの違いと稼ぎと儲けを比較

信用、信頼度的には合った方がいいと思います。

お店にも資格証を掲げられますので安心感はあるのではないでしょうか?

実際どういう講習を受けたのか聞いた事がありますが、本当に基礎、基本ををしっかり学べるようです。

ただ、有資格者、無資格者どちらも試した事がありますが、違いは分かりません。

色んな方に施術してもらいましたが、有資格者、無資格者のどちらも揉み返しをくらった事もありますし、気持ち良かったという事もあります。

私がそう思っているぐらいですから、他の一般人も同じ事を考えている人は多いのではないでしょうか。

なので高いお金を払って資格を取る事が本当にメリットなのかという事を私としては微妙な感じと思ってしまいます。

ただ資格を持っているというのはプラスには違いないとは思います。

なりやすさの違いは?

有資格鍼灸師整体師と無資格セラピストとの違いと稼ぎと儲けを比較

マッサージ店のセラピストは無資格でもなれるため、職に就くことはそう難しくはありません、某マッサージ店の求人ページを見てみると、無資格、未経験でも入れますが、トレーニング過程を摘む必要があり、その期間は無給とされていました。

専業でのセラピストだけでなく、副業で働いている人もいたり、定年後にセラピストになる人も多くいます。

一方で鍼灸師などは鍼を扱う職業には資格が必要です。鍼灸師は国家資格です。

試験自体の合格率は7割ほどで、国家資格の中では特別難易度の高いレベルではありません。

一方で受験資格には学校で定められた課程を修了する必要があるため、鍼灸師になるのはある程度の時間とお金が必要です。無資格のセラピストと違い、職に就くのはハードルが割と高そうです。



有資格者でも無資格者でも厳しい世界

都内であればどこにでもマッサージ店はありますし、田舎でも10km以内でも何店舗かはありますよね。

今ではショッピングモールには絶対に入っていますし、マッサージ店は本当に多いです。

その中で生き残っていく事を考えるにはなかなか難しい事です。

価格で攻めるのか、もしくは内容で攻めるのか、その中でお客さんがどれだけ満足感を得られるかになってくると思います。

知り合いは何店舗か渡り歩き、自分に合った施術師を見つけて今では5年ぐらい通っております。

そこは無資格ですが高いお金を取っておりますが、それでもお客さんが集まるみたいです。

結局、資格というのは合っても無くてもという感覚で1番は自分が満足できるかどうかという事なのです。

マッサージ店に行くというのは疲れを取りたい、リフレッシュしたいという思いのお客さんが多いです。

もし痛くて耐えられない店なら2度と行きません、普通であれば他のお店を次回試してみようと思います。

思った以上に疲れが取れてリフレッシュできれば、もう1度行きたいと思います。

これが現実ですよね。

そうなると有資格、無資格でも施術が上手くなければリピーターはつかないという事です。

やっぱり施術の経験があればそれは上手くなると思いますし、カラダを触っただけでどういう施術をすればいいかというのが分かるのかもしれません。

そういう意味でもまずは安い価格でのマッサージ店で働き経験を増やしてから自分のお店で経験に合った価格設定をするのがいいのではないでしょうか。

何事もまずは経験でそこからお客さんの為にできる事を自分で見つけられればセラピストや鍼灸師、整体師でも1千万プレイヤーになっていけるのではないかと思います。

コロナ禍での現状

私が今まで行っていたマッサージ店はこのコロナ禍で潰れてしまいました。

1対1で密になるかもしれませんが、それでもこういうサービスが成り立たない現状にすごく心が痛みます。

行きつけのマッサージ店だけではなく、周りのお店も2,3個は店を閉じています。

どうやってもこのコロナ禍においてはやっていけないという現実が突き付けられたのではないでしょうか。

いかに感染症対策をしていると言ってもマッサージ店だとすごく難しいです。

飲食店もしかりですが、はやくコロナ禍が収束して安心して生活できる日が来て欲しいと思います。

それまで何とかマッサージ店も頑張って欲しい、それが私の思いです。

さいごに

有資格鍼灸師整体師と無資格セラピストとの違いと稼ぎと儲けを比較

本記事では、肩こりや腰痛などの体のメンテナンスを行う職業として、有資格の鍼灸師や整体師といった職業と、無資格でもなることができるマッサージ店などのセラピストについてその求められるものや稼ぎやすさ、なりやすさなどを比較検討してみました。

有資格の鍼灸師などのほうがいく分給料は高い目ですが、平均すると一般的な会社員ほどは稼げないということがお分かりいただけたかと思います。

一方で、どちらの場合でも開業して成功することで、年収1000万円などを目指すことも決して不可能ではありません。

どちらの職業にしても、大の大人の全身をメンテナンスするわけですから、それなりの体力や握力は必要です。

どちらも「楽して稼げる仕事」とは程遠いものですが、多くの人が忙しい現代でそういった職業の需要は常に多くなっています。

人の役に立つ仕事がしたいと考えるのであればセラピストや鍼灸師、整体師を目指してみるのもアリではないでしょうか。

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