三交代の職業はきつい、大変!時間帯から給料、メリット、デメリット

三交代という言葉を聞いた事ありますか?

特に工場など多いですが、24時間機械をまわさなければいけない場合、三交代にして機械を止めることなく稼働させます。

ですので三交代の場合は日勤、準夜勤、夜勤、3つのサイクルを順番にこなしていきます。

ここで苦労するのか生活リズムになります。

全ての時間帯が異なる為それぞれの時間に合わせた食事、睡眠が求められ、もしそのリズムが合わなければ体調を崩してしまう事もあります。

ただその代わりきつくて大変な分、給料は日勤の人よりも多く得る事ができます。

お金を取るのかそれとも健康を取るのか。

もちろん三交代でも絶好調の人もいます。

今回はそんな三交代について考えていきたいと思います。



三交代に多い職業とは

三交代の職業はきつい、大変!時間帯から給料、メリット、デメリットを考える

医療現場や生産ラインの工場、コンビニなど24時間休まず営業する会社は三交代を取り入れています。

そのため、上記の会社だけでなく24時間営業の会社であれば取り入れています。

そのほか三交代を取り入れている職業としてファミリーレストラン、介護施設、宿泊施設、消防や警察などの公務員となっています。

コンビニであれば絶対24時間でなければいけないわけではありませんが、深夜の急患や消防や警察のようにいつでも対応しなければいけない職業の場合もあります。

三交代の時間帯

時間の区切り方は職場によって変わります。

労働基準法36条により企業が法定労働時間(1日8時間・1週間で40時間)を超えて労働(残業)を命じる場合に必要となり、三交代は1日8時間働いてもらうシフトなのでこの法律が必須となります。

要は1日8時間、1週間で40時間超えなければ法律には違反しないので時間の決め方もシフトの組み方も基本的には自由です。

また、勤務間インターバルというのが働き方改革関連法などで義務として規定されており、勤務終了と次の勤務始業までの間の休息をじっくりとる必要性があります。

その勤務間インターバルでは労働者の生活スタイルなどの負担と勤務時の効率性を考えております。

勤務明けから24時間は公休(会社が指定した休日で賃金は支払わられません)として扱われます。

時間帯

下記が時間帯と勤務日の例になります。

例1
8:00-16:00
16:00-24:00
24:00-8:00

例2
6:00-14:00
14:00-22:00
22:00-6:00

例3
7:00-15:00
15:00-23:00
23:00-7:00

勤務日

例1
1111××3333×2222×1111××3333×2222・・・・

例2
1111×2222×3333××1111×2222×3333××・・・・

日勤(1)は8:00-16:00
準夜勤(2)は16:00-0:00
夜勤(3)は0:00-8:00
×は休み

三交代の給料

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とにかく手当が充実しています。

まずは基本給です。これは日勤の人とは変わらない金額です。

ただ手当がたくさんありますので以下で記載します。

・時間外手当
残業代です。

・深夜勤務手当
時間帯は夜22時~翌朝5時までの深夜手当です。

・夜勤特別手当
深夜の残業代です。

・連続運転手当
工場などで機械を連続運転している場合に支払われる手当です。

・4-3手当
三交代をしていて祝・休日に当たった場合にもらえる手当です。

などなど、会社によってはたくさんの手当があります。

なので日勤の方よりかは大体1.5倍から2倍ぐらいは給料が変わりますのでお金の面でのメリットは大きいかと思います。



三交代のデメリット、きつい、辛い、大変な事とは

寝る時間、起きる時間が違うので生活リズムが崩れ体調管理が大変です。

生活リズムが崩れた状態で習慣化されていくと疲れが取れなかったり、睡眠不足に陥りやすいです。

ただ、人間は環境に適応できれば問題ありませんが、適応できなければ仕事を辞めなければいけない場合もあります。

また、家族、友達との休みがなかなか合わないためリフレッシュも難しいです。
家族や友達との生活リズムが違うため疎遠となり、離婚や家庭内トラブルに繋がったり、孤独に感じる可能性も高いです。

さらに、シフトが複雑化することで事業者側は夜勤明けのインターバルなどを考える必要があります。

そして、一般の生活とズレているため騒音や日中の生活音などに悩まされてしまうこともあり、自分が住む物件を選ぶのも苦労があります。

実際、三交代は職業の選択としてありますが、三交代でなくてももっと効率的に高収入を望める職種や働き方があります。

三交代デメリット対策法

三交代の職業はきつい、大変!時間帯から給料、メリット、デメリットを考える

筆者も三交代経験者です。

なのでどうすればこのデメリットを解消できるのかずっと考えていました。

若ければすぐに寝れますし、そんなに大変と思う事はありませんでしたが、歳を取るとどうしてもどこかで辛さを感じてきてしまいます。

その為の対策法ですので参考にしてみて下さい。

睡眠の質を上げる

疲れを取るためにはしっかり質の高い睡眠をとることが必要です。

そもそも生活のリズムが崩れている状態で睡眠の質を上げるなんて難しい事です。

しかしながらそれに近づける事は可能です。

就寝前にカフェインを摂取せず、運動も適度に行い、仮眠をとったりすることや、生活リズムが崩れ朝から就寝することもあるので、アイマスクや耳栓など睡眠をとりやすい工夫も必要です。

但し、寝よう寝ようという気持ちは逆効果です。

また寝る前にたくさんお酒を飲んで強制的に寝るというのも良くありません。

できるだけ三交代の生活リズムをつくってそれに合わせた時間に寝るというのが効果的だと思います。

体に良い食べ物を心がける

コンビニや外食だけに限らず、栄養バランスの整った食事や、胃腸に負担をかけないようなメニューがおすすめです。

野菜を中心に脂っこいものやお酒ばかりでなくタンパク質、脂質、ビタミンなどを偏食なく摂取しましょう。

暴飲暴食は余計にストレスを増やしたり、体に悪いです。

但し我慢する必要はありません。

1週間に2,3回ぐらいは好きなものを食べるというのは良い事です。

生活リズムを崩した生活は既にストレスがかかっています。

だからこそ週に何回かは甘える日を作っていいと思います。

心身ともに落ち着かせる

三交代は生活スタイルが一般的な日常とは反対になったり複雑になるため、ストレスが溜まります。

ストレスを溜めすぎると現代病とされる病気にかかったり、最悪命を落とす危険性もあります。

そうなる前に心身を落ち着かせてストレスを解消しましょう。

心を休めるなら自分の趣味やストレス発散のために大声を出したり、カラオケ、温泉につかるなどがおすすめです。

そのほか力任せにバッティングセンターに行ってみたり、マッサージやサロンに行って落ち着かせましょう。

のんびりどこかに行くのが面倒だったり、時間がないのであれば自宅で楽しめる料理やアロマオイルを使ったり、映画・音楽鑑賞、漫画など読書をするのも良いでしょう。

三交代でメリット

三交代の職業はきつい、大変!時間帯から給料、メリット、デメリットを考える

3交代制における事業者側のメリットは、シフトに空白時間を埋めることができフル稼働できます。

また、2交代制と比べて拘束時間が短く、休憩時間もなく、仕事にもしっかりと取り組める人材を確保できます。

もちろん会社によってですが、私のいた所は残業があまりありませんでした。

三交代ですので次来る人が時間で決まっている為、前の人は邪魔だという感じです。

なので与えられた時間(8時間)をしっかり頑張ればあとはしっかり申し送りをしてすぐに帰宅できます。

なので働き側としては朝方、夜型と自分のライフスタイルや得意な時間で働くことができ、働く時間も日勤と比べれば短いです。

勤務時間が短いため2交代のように働く時間が長いより短い方が良い方にはメリットです。

平日にも休むことができ、残業が少なかったり、深夜や早朝は手当や割増賃金が支払われるため給与が高いです。

プライベートや自分の自由を犠牲にしてでも給与を多く手に入れたい方にもメリットです。

ちなみに、労働基準法である深夜割増賃金は企業が日中の賃金の25%以上を加算しなければなりません。

しかし、深夜割増賃金とは別に、会社任意の夜勤手当が支給されるケースもあり、もっと収入が増える可能性もあります。

また、平日に休むことができれば土日に混み合うところもスムーズに行けて、休日料金よりも安く過ごすところもありお得でもあります。

さらに、通勤ラッシュを避けることもでき、通勤ラッシュの苦痛も和らげることができます。

不規則な生活が体に合っている方や不規則な生活でも体を壊さない方には好都合な働き方になります。



もし三交代が合わないと思った場合

まずは1サイクル頑張ってみて下さい。

最初なので覚える事が多ければあっという間に1サイクル終える事ができます。

なので大抵3か月ぐらいが頑張れるのではないでしょうか。

ただ3か月超えると段々仕事に慣れてきます。

そこで大きな壁が登場します。

それがカラダの不調です。

食欲不振、睡眠不足などといった上記であげているストレスたちです。

ただそれを感じながら半年、1年とこなしていきそれでもダメだと思った場合ですが、上司に相談して下さい。

もし日勤がある会社なら口利きをしてくれるかもしれません。

ただ給料はガクっと下がりますのでそれは覚悟しておいて下さい。

ただそういう人に限って既にうつ状態になっている人が多いです。

なのでうつになる前にまずは仲間、上司に相談する事をオススメします。

お金を取るのかそれとも健康を取るのかそれは人それぞれですが、私が知り合いに言われたのは

”人間は日が昇ってから動いて日が沈んだら寝るんですよ”と言われました。

正直心に響きましたね。

もし、三交代が合わないと本気で思った場合は正直、”辞める事”をお勧めします。

三交代は辞めてからも後遺症が残る

まず1番の後遺症ですが、変な時間帯に起きてしまう事です。

そして1度起きて寝ようとしても寝れなくなる事です。

これは毎日ではないのですが、月に何回かは起こる現象です。

これは私の後遺症ですが、睡眠に関しては誰しもある事なのではないでしょうか。

もちろん後遺症がない人もいると思いますが、それでもカラダのバランスを崩されている三交代では何かしたらの傷を負う事はあると思います。

ただ1つだけ良い事があって、夜は寝れるという安心感、そして充実感があります。

本当にちっぽけですが、それはすごく嬉しいです。

さいごに

三交代の職業はきつい、大変!時間帯から給料、メリット、デメリットを考える

三交代をやってみて思った事ですが、他よりも給料が良い一方、カラダに負担が大きいという事を感じました。

若い時でしたら寝なくても大丈夫ですし、昼夜逆転になったとしても体はついてきます。

しかしながら歳を重ねると寝なければ次の日が辛いですし、また寝よう寝ようとすると逆に寝れずお酒に頼ってしまう事が多くなります。

また家族が居れば子供との接する時間も限られますのでその辺りも考えなければいけないと思います。

ただ給料、手当に関してはかなりいいので稼ぎたいという方にはオススメです。

三交代は合う人でないとちょっと厳しいかもしれませんのでその辺をよく考えて臨まれるべきではないでしょうか。

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