都内にいればほとんどの人がSuicaを持っているのではないでしょうか。
また地下鉄でしたら
PASMO→パスモ加盟各社局
地方でしたら、
Kitaca→JR北海道
TOICA→JR東海
ICOCA→JR西日本
SUGOCA→JR九州
こんな感じで電車、バス等乗る人は電子マネーサービスを利用しているかと思います。
そして今回はSuicaに注目して記事を書きたいと思います。
色々調べていて改めて感じる事もあったのでメリット・デメリットも踏まえつつご確認下さい。
Suicaとは
本記事をお読みいただいている方々、電子マネーの世界へようこそおいでくださいました。
もしくはすでにこの世界に足を踏み入れていて、他の電子マネー決済をすでに使用しているけれど、もっと便利に使いたいと思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
時は今、新型コロナウィルス感染症の真っ只中です。
感染が拡大する一番の原因は飛沫ですが、同じく接触も問題になっています。
ウィルスが付着したものを介して、次々と伝播するらしいのですが、それを防止するために、最近はどこにいっても手指を消毒するアルコールが置いてあります。
逆に言えばそれぐらい接触による感染はあり得るということです。
感染防止という観点で、お札や硬貨という物体を介す現金決済を避ける手段として、一番の利便性を持つと言っても過言ではないのがSuicaです。
JR東日本が提供するこのICカードは、実質全国的に使用可能であり、電車やバスに乗るときに、切符や現金を持っている必要が無いというのは非常に便利です。
また公共交通機関だけではなく、一般的なコンビニ、スーパー、ドラッグストアでも使えます。
筆者の経験でも、駅構内商業施設ではほとんどのお店で使用出来たりと、使い勝手がよく、通勤通学のためにSuicaを持っていれば、他のICカードを持たなくてもよいという、財布を軽くする効果も享受しています。
本記事ではSuicaという観点から、JR東日本管轄の領域を中心に、メリットやデメリット等を記載しております。
JR西日本のICOCA等と連携しているとはいえ、地域によってその効果や利便性が変わってまいりますが、その旨ご容赦いただければ幸いです。
それでもおそらく、鉄道と紐付いている限り、最高度の便利さを持っているカードと言えると思います。
Suicaの種類
ここではまず、Suicaにはどのような特徴、種類があって、各々どんな便利さがあるのかについて、ご紹介しておきたいと思います。
種類としては大きく分けて二つになりますが、共通する特徴と、各々個別の独自性を以下に記載します。
筆者個人としては、より財布の中がきれいに整理できるモバイルSuicaがおススメですが、複数の種類が提供されているというのも、Suicaの魅力だと思います。
下記以外も細かい特徴がありますが、それぞれの内容を把握し、自分にとって一番都合がよいものを選択して下さい。
共通的な特徴
①ICカードに事前にお金をチャージしておくことにより、鉄道運賃や一般的な買い物の支払を電子的に行える。
②改札機や読み取り機にカードをかざすことによって、簡単に支払できる。
③同じカードを繰り返し使用可能となっている。
Suica ICカード(種類1、物理的なカードが存在する)
①「Suica定期券」「My Suica(記名式)」「Suicaカード」の三種類がある。
②「My Suica(記名式)」や「Suica定期券」は、万一紛失しても安心。紛失したカードの利用を停止し、入金(チャージ)残額や「Suica定期券」は定期券部分を保証して、カードを再発行できる。
③「My Suica(記名式)」や「Suica定期券」は、こども料金にも対応している。
モバイルSuica(種類2、物理的なカード機能をスマートフォンに集約)
①手持ちのスマートフォンに定期券の要素を含めた機能を集約できるため、ICカードを持つ必要がない。
②電子マネーの使用履歴がスマートフォンで見ることができ、支出管理が容易に可能となる。
③クレジットカードでのチャージにより、現金を用意する必要がない。また一部では残高防止策としてオートチャージ機能の利用も可能となっている。
Suicaが使えるお店
それではSuicaは、実際どこで使えるのでしょう。
そのお店、場所について、以下事例を記載します。本当にどこでも使える印象で、他の決済の追随を許さない勢いです。
鉄道各社も、コロナ禍運送事業が厳しいので、この決済事業に力を入れていく傾向にあるようです。
日本全国の主な鉄道、バス会社の運賃を支払する
首都圏の鉄道駅における自動改札機では、今ではICカード専用の改札ができるほど、切符や薄いカード型定期で通勤、通学する人が減りました。
地方の無人駅ですら、Suicaの読み取り機があって、そこにICカードやモバイルSuicaをタッチするようになっています。
全国のいくつの鉄道、バス会社がSuicaをフォローしているかは、正確な数字はありませんが、独自のICカードを導入している会社であれば、ほぼすべて網羅しているようです。
というよりSuicaの仕組を他社が導入しているという順番のようなので当たり前ですね。
スーパーマーケットやコンビニ、レストラン等一般のショッピングで支払を行う
街で見かける大手チェーンのスーパーマーケットやコンビニエンスストア、レストランでも使えます。ドラッグストアや靴屋さん、服屋さんでも使用可能です。
千差万別で逆に文章としての表現が難しいぐらい、多種多様な場所で使えます。
観光施設やホテルで料金を支払う
筆者も本記事を執筆する上で調査し初めて知ったのですが、ホテルはともかく美術館や博物館、観光施設でもSuicaが使えるようです。
栃木県の日光東照宮でもSuicaに対応しています。ますます便利ですね。
Suicaのメリット・デメリット
次にSuicaの代表的なメリットとデメリットを述べていきたいと思います。
便利な中でメリットの方が大きいと思われがちですが、その中でもデメリットもあります。
昔に比べれば煩わしさが減りましたがそれでもまだまだ不便な所もあります。
その辺のメリット・デメリットを比べてみて下さい。
メリット
Suicaは電子決済の中でもメリットが大きい方だと思います。
その中でいくつかあげてみましたのでご確認ください。
現金でのやり取りという煩わしさが無く、非接触により衛生的である
昔は店員さん側、お客さん側双方不慣れなところもあり、時間的に現金決済の方が早かったと思いますが、最近は本当に電子決済の人が増えました。
金額を確認してから財布の中を覗き、お札や小銭を取り出しお釣りをもらう、という手順を踏まなくてもよいのは、一度体感してしまうともう戻れません。
支払代金を決済するだけで受けられるサービスがある
銀行からお金をおろして現金で支払うだけですと、100円は100円の価値のまま、決済されていくことになります。
Suicaはそこに付加価値が生じ、ポイント取得や増量キャンペーンにより、実質95円とか90円の支払額にすることも可能です。
デメリット
便利な分どこかで弱点が出てきてしまいます。
多分今後色々と改善してくるとは思いますが、現時点でのデメリットをご確認下さい。
日本全国どこのお店でもSuicaが使えるというわけではない
残念ながらどこのお店でも使えるというわけではなく、小さいラーメン屋等、導入が望めないお店も多々あります。
電子マネー決済という領域では最大級の勢力を持つSuicaですが、それでも場合によっては現金にはかないません。
無銭飲食を防ぐためにも幾ばくかの現金保持は必要でしょう。
基本的には常に使えるが、イレギュラー事態が生じた際は使用不可となる
電子的な機能を使っている限り、通信障害、システムトラブルはどうしても生じます。
システムメンテナンス中は使用不可となるケースもあります。仮にSuicaしか決済手段を持たず、しかも銀行やコンビニのATMが周辺に無いような場所にいると、ジュース一つ買えずに路頭に迷うことになるでしょう。
予備として現金は持っていてください。
Suicaのお得な使い方
現金決済では絶対得られないSuicaのお得な使い方として、「JREポイント」があります。
通常の支払だけでもポイントが溜まるのですが、毎月何かしらのキャンペーンが開催されているようで、Suicaで支払うだけで実際値引きを得られてしまうというものです。
最近では通勤通学の混雑緩和のため、オフピークの時間帯で定期券を使用すると、いつもより多くポイントが得られるそうです。
得たポイントはSuicaにチャージができる等、様々な使い方が提供されています。
今まで支払は現金一辺倒であった方には、最初は少し慣れが必要ですが、一度適したSuicaの種類とその使い方を覚えてしまえば簡単です。
筆者も最初のころは、モバイルSuicaが入ったスマホを取り出すタイミングが悪くて、コンビニの店員さんをお待たせしてしまったことがありました。
時には現金よりも若干時間を要するかもしれませんが、上記のようなお得の方が明らかに大きいので、ぜひ使用を開始してみていただければと思います。
関東圏内に住んでいる人はSuicaは必須
電車、バス等乗らない、ほとんど車移動の方なら必要ないと思いますが、さすがにそんな人は一握りだと思います。
庶民は間違いなく電車、バスですよね。
それも関東圏内ならほぼほぼ使うはずです。
それならSuicaは絶対に持っていた方がいいです。
私もSuicaが出たての時から持っていますが、本当に便利でした。
乗り越し精算も楽、駅の構内での買い物も楽、その他コンビニでも使えてしまう。
色々と使い方を説明しましたが、まずは持つ事。そして使う事です。
是非Suicaライフを楽しんでみましょう。
さいごに
Suicaは2001年から導入されたサービスで私も出た当初からすぐに使うようにしていました。
切符を買うわずらわしさがなく乗り越したとしてもSuica内に入っているお金で清算してくれるので清算機に並ばなくてもピッっとできるのが嬉しかったです。
ただたまにチャージを忘れて清算機に並ぶ時は切なくなりました。
また昔はカードを取得するために500円徴収されましたが、今でもあの500円返してくれないかななんて時々思います。
そんな思いでもありつつ今ではモバイルSuicaの方が主流になっているのではないでしょうか。
スマホの普及でアプリで管理されスマホでピッとすれば簡単に使えるのが本当に便利になりました。
チャージもクレジットカードでできますしチャージの為に並ぶ煩わしさもなくなりましたね。
これからどんなサービスが出てくるのか楽しみですが、他の電子マネーに負けない事をJRさんには期待したいです。
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